サンジの海賊レストランを本気で食レポする2025夏
今年もやってきた。夏がやってきましたよ。今年は特に暑い夏ですね。

正直去年の夏場の仕事でも現場仕事がかなり嫌だったんですが、今年は更に地獄の様相です…。
それでも、毎日溶けそうになる気候でも踏ん張るキャストの皆様を見ていると、自分も無理は良くないが頑張ろうと思えてきます。
今年はなんと2回もいけました。幸運です、つまりお肉と魚が食べられるんです!
値段が上がってしまった(ななせんえん…ブルブル…)こともあって、数回が限度だなと思うとことはありますし、プレショもある年では13回もいってたけど今は無理です…とてもとても。時間もお金も。
だからこそ、頻度は代わっても密度は変えたくないな、ちゃんと毎度毎度楽しみたいなと思っています。だから自分もマナーを守って楽しみたいなと心がける様にしています。
今日訪れた誰かの、たった1回のサンレスかもしれない。その思い出を台無しにしたくない、そしてそれは自分自身に返ってくるかもしれないので大事なことです。
今年のサンレスの総合評価は、「全体的なバランスが過去一番」と思っています。
個人的に好きなメニューの年とかあったんで好き度で言えばその年が勝っちゃうんですが、金額とパフォーマンスと料理のバランスが素晴らしいのが今年かなと思いました。
去年は前菜が本当にコメントしづらく、その印象にすべてが引きずられてしまったのが悲しみポイントでした。今年はどうでしょう。
お出迎えというか、まずは席に着くまでにバルちゃんが色々喋ってくれて面白かった…(笑)

~おれから君への愛のフレンチ~
■色とりどりの愛の前菜 おれの無限の愛をこめて

(生ハムとテリーヌ トリュフマヨネーズ、シーフードマリネ、サーモン&ワカモレ、じゃがいものパイユ、メランジェサラダ、トマト&ビネガージュレ)
着席すると、まずは供されている前菜からスタート。真ん中、サラダだ!
前菜、安定している内容だなと思いました。
色々工夫して驚かせたい的なものもないですし、それぞれ盛り合わせていて違和感がない感じ。前菜でサンジくんがなにかしてくれる感じでもないので、さっさと食べていいヤツ。嬉しい、お腹減った!
生ハムとテリーヌといった冷菜系だけじゃなくて、サラダをいれてくるのがすごい。フリルレタスだし準備大変だろうに…ここにニンジンハートみっけ。可食のバラの花びらも華やかでいいと思います。
トマトジュレをドレッシングにかけてくださいという説明をサーヴ時にしてくれて、トマトジュレが結構酸っぱいです。でも混ぜるといい感じになるのです…。味としてはヴィネガーが効いているというわけかなと思うのですが、油の入ったドレッシングじゃないのいいかもと気づきを得ました。

トリュフ風クリームマヨネーズ、さりげなく強い存在感放ってて好きでした。口に入れてハッてなる。(笑)
あとは海鮮系のマリネなどなど…。冷菜系なのでド定番て感じです。あと、ズッキー二美味しい!夏野菜を活用しているのすごくいいですね。
じゃがいものパイユは想像通りにしけってる!(笑)でも、クリームチーズ?をつけると美味しかったです…!
量としても多めかもだけど目で見て楽しいし、どれも美味しいしよかったとおもいます!
■メイン(魚)

(鯛とホタテのカダイフ包み 白ワイン&アメリケーヌソース ~花とコーヒーを添えて~)
素晴らしいな、相変わらず魚料理上手いと思います。
まず、カダイフづつみなんですが、火入れがうまくて柔らかいんですよ。白身にのせた魚のすり身が、たんぱくな感じのにホタテのうまみがちゃんと主張してきていいんです。
白ワインソース(ソースヴァンブラン)とアメリケーヌソースで濃厚な感じを重ねてるけど、それぞれ味の重みがおかれてるところが違うから喧嘩しない、いいです。褒めることしかできない。
絶対的にあたたかいわけではけど、カダイフはパリパリで、白身魚は柔らかくて食べやすい。ただ白身の淡白さを、あったかいほうがほっこりするなと思いはしたのですが…。ホタテちゃんとあるし味わいがすごくあります。めちゃくちゃ美味しいです!
カダイフ包みを久しぶりに食べました。
水分量なくてダレないからボリュームもだせるし装飾にも華やかです。柔らかいとパリパリという触感の違い、ホタテの弾力あるうまみ、それぞれがいい感じにまとまっています。
一口で全てを放り込めれば素晴らしい幸せが訪れます。美味しい。

付け合わせ(今回サンジくんはガルニチュールとちゃんと言っていた)は…大根だ!美味しい、野菜も小さいながらちゃんと主張がありました。
一皿のポーションはメイン料理としてちょうどいいと思います。それに、レストラン内はかつてないほど慌ただしいから食べるのも大変だし、これくらいの量が合ってる気もしました。
それから、魚料理にコーヒーソースが味変に良かったしすごく合ってました。考案した人天才ですやん(そこはサンジくんだからとか言いません)
クリーム系と相性よいから正解のカスタマイズと思いました。ちょっと渇いちゃってカピカピしてたけど、それをちょっと乗せるだけでグンと料理が変化するのは面白かったです。ロビンちゃんモチーフなのも良いじゃないですか!
■メイン(肉)

(ビーフステーキ トリュフソース ~オレンジとゴールドを添えて~)
まず…食べた部位のせいだと思いますけど、肉が硬い!!!(笑)
薄切りしてても筋と脂身とがナイフでは切りにくくて、当たった部位によってはこうなってしまうのでしょうね。いつも通りのアンガス牛なのかなと思います。
味はですね…美味しいです。肉とソースが組み合わせ美味しいです…!
トリュフソースは香りがしつこくないし、上品な感じです。嫌味なトリュフ感じゃないのがいい。(最近はやりのトリュフ味とか香りが嫌い)
ソースペリグーってことだと思うのですが、最近仏料理食べてなさ過ぎてなにも自信が持てないです。でも、ソースの安定感で皿の完成度があがっているところがまたいいと思いました。
そういうところが安定してると、肉の部位が当たり外れがあっても一定無視できると思いました。(あくまで個人的な感想ですが)
さらに、ナミさんモチーフのオレンジにも合うし、味変的にもまとまってていい(加熱されてて酸味立ってないしすごくよいと思う)
付け合せがちょっと寂しく感じたんですが、これは盛り付けられた野菜の個体差なので問題なしです。

ポーションは昨年より?は少ないかもと感じました。でも見た目は魚料理のボリューム(見た目の印象)と同じくらいなので、やっぱりクリームソースの白身魚の方が、食べると満足感が勝っちゃうのか?と不思議に思いました。
そして、毎年変わらずパン浮いてるんですよね(笑)
去年の白いパン美味しかったんですが今年は王道パンに帰ってきました。それならいい。それならいいんだ。
でも今回は肉料理でも魚料理でもバターだけでなくソースつけて食べました!
もったいないから…!やっぱりメイン食べるときのパンってこういう用途で食するものじゃないんですかね?ソースを最後まで食べたいんです。
魚料理の2種類のソース付けて食べたんですけど、ホント美味しいです。ソースちゃんと惜しみなく盛りつけてくれてありがたいです。
■デザート

(フランボワーズとオレンジのオペラとおれショコラフォンデュ)
デザート、迷いなしなメニューで、オレンジとベリーのオペラ。ここにもナミさんとロビンちゃんモチーフが入っています。一貫性があっていいですよ。とてもいい。
普通に美味しいし、断面見て納得の、普通のオペラ。愛と恋に合わせたピンクモチーフで構成されてまして、盛られたフルーツも丁寧なお仕事です。
クリームと生ラズベリーをサンジくんがトッピングしてる生配信、笑い転げてたけど一つずつやってくれてると思うと感謝しかないです。
オレンジか?というと、やっぱりベリーの味が前に出てしまうと強いのかなと思ってました。でも、底を分離して食べてみるとオレンジいるし、すごく美味しいと思いました。
このケーキはなかなか、好きです。いや、めっちゃ好きです。

サンジくんが提供してくれるパイは、、、フォンデュされる前からそれ自体がかなり甘い、トッピングシュガーをふられて焼いている、地方のお土産で良くあるあのタイプでした。
チョコがビターのほうが確かに正解だと思ったので、この組み合わせはいいと思いました。これでミルクチョコフォンデュだった場合は甘すぎてブチギレてたはずです。
サンジくんの流れるようなカッコいい手つきが存分に見れるわけなんですが、チョコが固まらないように工夫がされていました。そしてサーヴするのも時間勝負なので、パフォーマンスしながら一切手が止まらないところがプロ&プロ。

油脂分少ないチョコだから固まらないのかな?実際観て見ると、ガナッシュ的なものでなく、薄める方で調整してると思ってましたた。乳製品ぽさが強くないから単に水分量で調整してる気がする?ガナッシュのようなもったりもないですし、味にもない気がしました。(正解なんてわかりやしませんが)
あんまりサプライズしてないものの、ケーキの皿にパイが追加されるのは面白いですよ(笑)完全に別物ですからね(笑)

デザートとしてはパイは追加要素過ぎて、サンジくんの愛の表現としてはこれで完成なのだろうなと。ケーキだけでは表しきれてなかったんだろうと思いました。(笑)
愛の表現には色々あるんですよきっと。
ただ、サンジくんがサーブをしてくれるものが1品はあるということを考えると、てこ入れできるのは今年は『デザート』なんだなと思いました。
毎品やったり、一品だけやったり、大変な所もたくさんあったと思うんですけど、サンジくんと私たちゲストのかかわり方は毎年色々あっていいなと思います。


最後に。
今回はちょっと思うところあって、テーブル清掃、本当に大変そうだなと思った。(卓数が多いし、照明は暗いし、回転は速いし)
だからこそ、皿を下げるのも早い早い…慌ててしまうわけです。次の回転のために徹底的に下げる主義だし、破損とか怪我のトラブル避けるにもそれでいいと思います。
スタッフの皆さん聞き方もスマートだし、協力しようと思えますし。毎度接客には脱帽です。


プレショの感想もついでに書いておこうかなと思います。
(投稿日が遅すぎて千秋楽を迎えてしまったので…)
今年の敵キャラは、敵の背景をあまり描写しないタイプでしたね。そして海軍中将。
好きな人の性癖には刺さりまくりなビジュアルですよ、銀髪×黒髪ってすごくないですか?強すぎる、性癖に刺さりすぎるんですよ。
最近の世界情勢を考えるとかなり過激なストーリーと思ったのですが、ワンピースだしな。この中将の思想だしな、と思ったのでした。
marvelのサンダーボルツ*でも正義の執行についてすごく考えさせられたけど、正義である存在そのものの海軍が権力化することの紙一重が表されている気がしました。
あとは箇条書きでコメントを。
・スニッチャーはキャラを作っている感がすごくて、髪の毛を束ねているとき(隠しているとき)は人畜無害さを出すのが上手いのだが、芝居がかり過ぎて本当か嘘か分かりにくいのが面白い。
・バギー一味のいっちょ噛み具合が絶妙
・コビー含めソード5名出てくるのアツいし、コビーの傍にいつもヘルメッポ控えてるのすごくいい。
・相変わらずブルックが大好きなんですが、今回サンジ+ブルックの組み合わせが面白過ぎた。
・ウソップはキノコの全てが嫌いなのかな、たべるのが好きじゃないと思ってたから見た目全てという事ではないと思っていたのですが…。敵キャラは声付きだったんですが中途半端と言うか…特段気持ち悪いだけでなんの脅威でもないところがウソップの弱点ついてるかな?と不思議に思った。
・バルトロメオとアルベロはとても良いキャラしてました。たくさん笑わせてくれてありがとう~!
・最後のラストのバギーちゃんが割り込んでルフィと技決めるのすごくいい。ルフィでは押しきれないところをバギーちゃんが奇跡起こしに行く流れ、バギーちゃんらしいし、スカッとする。
・社長とミホークが邪魔しに来ておじきまで来るのは大集合過ぎて黄色い声止まないしすごい良い。(でも戦われるととんでもないことなるからコビーが必死に止める流れもいい)

写真が解禁されたので、たくさんの素晴らしい写真がSNSに流れてくる、その幸せはやばいですニヤニヤします。

一方で、プレショに通い始めたころの、ハイタッチしたあの瞬間、キャラの笑顔のまぶしさと思い出にも変えられないものもあって、色々難しいねと思うのでした。
たぶんどっちも正解だし、どっちでも楽しいなと思いました。
今年も酷暑のなか、ありがとうございました!
来年が待ち遠しいです。

サンジの海賊レストランを本気で食レポする2024

今年もやりますよ、今日はプレサマ最終日ですね。今回は忙しすぎて最終日にあげることになりました。
今年はグランロイヤル年間パスの権利により、一回だけ行けました。
これ凄くありがたい、来年もこうして欲しい…。
このブログ、食レポに完全に乗っ取られていますが、今度旅行も行くのでそのレポもあげますね。
小説も書いてるので、それもあげますね、ええ。
サンレスの食レポだけに負けないぞ!という気持ち。
今回、ちょっと写真を結構適当に撮りすぎてしまって、料理の写真以外が少なめです。
まあ自分の思い出にはなっているので、そこはすごく大事なんですけど、そのすごさを皆さんにお伝えするだけの技量が無くて…となりました。
仕事の現場で本気の撮影してて、たぶんちょっと…写真に本気になるのと食レポを同時にやるのは疲れたって気持ちもありました。
今年の総評は、まあまあ…ですかね。
序盤の挫かれた気持ちを後半で立て直せなかった、という感がありました。

■ドリンク
ルフィと乾杯! ~パッションオレンジ フルーツブロシェット添え~

これ美味しかったです!
さっぱりしていて、喉も乾いていたので結構ぐびぐびいけました。
さて、ドリンクで喉を潤したところで…テーブルにセットされた前菜と向き合います。

■オードブル
よくばりなキミのためのオードブル ~エビとマンゴーのヴェリーヌ、サーモンマリネ、サーディンとタプナード、チキンのタルタル、グレープとビーツ~

これは…どうにも辛辣というより困惑レポになることを、どうか許していただきたいです。
久々に「何を食わされてるのか不明」というメニューに出会いました…。
完全に支離滅裂で、何を食べてるのか…全くもって意味が分からない。
食レポをしようにも、よくわからない。そういう気持ちになりました。
お皿の盛り付けはとてもワクワクするのですが、それぞれが何なのか分からなくて気持ちがそがれる。
見ていて食欲がちょっと引っ込む。…難しいもんですね。


(真ん中のグラス)エビとマンゴーのヴェリーヌ:真ん中の器ですが、混ぜるものと理解しないと食材をバラバラに食べてしまいます。その上、海老とマンゴーの喧嘩状態で、マンゴーの必要性が皆無。バラバラに食べても「???」、一緒に食べても「???」な感じでした。カリフラワーとジュレと海老は普通に冷菜っぽさがあっていいのですが、終始…謎の気持ちに襲われる一品。
(右上)サーモンマリネ:添えられている枝付きケッパーベリーに戸惑い、皆「なにこれ?」となる。普通に味のパンチが無く、ただのサーモン以外の何物でもない。マリネ、してました?ソースで誤魔化してます?
(手前)サーディンとタプナード:食材の味の親和性が無く、ほとんど「重なって盛った食材それぞれ」って感じ。サーディンはサーディン、スパイス効いたリンゴはリンゴですね。アーモンドがまたすごい邪魔。一緒に食べたときは…すいません上手にコメントできません。これは一体何なんだ?
(左真ん中)チキンのタルタル:貴様は、何故そこに居る?口の中をリセットさせるためだけの役割しか担えないタルタルとパン。疑似キャビアみたいな何か粒めいたものが入っているが、口の中の違和感を濯ぎたくて、塩味しか感じられない。もう深く考えたくない。
(左上)グレープとビーツ:これは一体なんだ?まともな味がしない…酷い。グレープとビーツそれぞれが喧嘩しててわけわからん。一緒に食べても妙な感じ。バルサミコソースみたいなものがかかってるがビーツが大根感でクリーミーななにかを纏ってて、これは無理。意味が分からない。本当に理解できない。

食レポどころか、飲み込むので精いっぱいな料理を食べるのも久しぶりです。
何か分かれば納得できるんですが、それぞれが一体何なのか分からなさ過ぎて、脳みそも舌も理解が追い付きません。名前も理解が難しいなと思いました。
「ヴェリーヌ」とせずに、「マンゴーとジュレ和え」などと評せばまだ分かった。「エビとマンゴーのヴェリーヌ」では、「エビとマンゴーのグラス」という名前だし、訳が分からない。
「マリネ」はカルパッチョでもよかった。ソースはついてるのだし。
「タプナード」は謎過ぎて、魚の下のカレースパイス味のリンゴの説明をしていない。そもそもタプナードが食べたかった。リンゴはまじで何なのこの子は?
「グレープとビーツ」は本当に名前の意味がない。訳分からない。
フルーツと合わせたものを入れている一品が、それぞれ食材の殴り合いが起きていて、一品にした意味の理解を更に遠ざけているなと思いました。
サンジくんの説明は終始「レディのわがままを叶えるために~」なんですが、ちょこっとずつ地獄を見せるなサンジ。
しかも、わがままを言えるなら、普通に美味しいやつ作ってくれ。
チキンのタルタルを残し、いつものシャルキュトリーでもよかった。スペインオムレツでも、ジャガイモのガレットでも、海鮮サラダ風でもよかった。
「レディのわがまま」をこう捉えられると、コンセプトがブレブレ過ぎて不安になります。
■メイン ヴィヤンド
おれの愛を秘めたメインディッシュ ビーフステーキ ポテトと枝豆のタンバル仕立て ~情熱的なグレービーソース~

今年もメインのお肉はステーキです!やったー!
ステーキと言いつつ、厚切りのローストビーフという感じで…かなり料理は冷えています。
いや、それもそうですね、サーブ数考えると仕方がない。
ポーション量は適正に見えます。このポテトが添えられてて、小さいグリル玉ねぎが添えられてるの、盛り付けがお洒落でトキメキます…!
お肉自体はいつも通りで美味しいんですが、問題がソース…。
まあ、グレービーソースなら普通にもっとごっつ焼き目つけてくれても良かったな…。
フォンドボーを加えているとの話のソースなんですが、美味しかったと思うのは最初の方だけで、今年は塩辛すぎる印象でした。
塩味が舌を刺し、後を追ってくるフォンドボー…しかも肉に絡みつくソース粘度でまたこれが凄く全体の味の濃さ&しつこさを助長している…。
ソースをしっかりつけて食べる習慣の人は、塩分過多で高血圧コースまっしぐらですね。
フォンドボーという旨味全開の味つけに頼っているので、肉の本来の味は掻き消えてしまいます。つけるソースの適量が分からず、終始濃くて咽る。
これはちょっと…うーん…どう言えばよいものか…。

そう言えば、お魚も一口貰いました、美味しかったです!
こちらはブールブランソースを付けるのを忘れて、味わえませんでした…。でも魚は温かくてサクッとしてて美味しかった…。
ブールブランソースもちょっと粘度ありなソースのようだったので、今年は粘度高めソースでやっているのかもしれません。
今年のメイン料理選択の『正解』は、たぶん魚料理ですね。
■デセール
レディのお気の召すままに 燃える恋のシブースト フルーツ添え

「前菜=訳分からない」→「メイン=味が濃くてしつこい」の流れの後に、甘さ重めのシブーストを出してきたので超警戒していました。
しかし!まず…盛り付けがとてもかわいいです!
フルーツにはぶどう、フランボワーズ、イチゴが添えられていました、仕事が細かい…。
そしてシブーストの中にピンクグレープフルーツをいれて、さっぱりした感じに仕上げられていて、これはかなり救われました。だって下段の土台はフィナンシエでしたし…。
これでシブーストの中身がリンゴだったらキレてた。
相変わらず食べやすく柔らかい。いい。

酸味と甘みをバランスよく構成して、重すぎず、そしてちゃちな仕上がりにならないようにしていてすごいなと思います。そして美味しかったです。
あと、パン!白いメロリンパン美味しかったです!
全然メインのソースと合ってなくて、パンだけで食べましたが、感動しました!
柔らかいし、これはパン単独でも食べ進められます。
…持って帰ろうかと思った。(何度でもパンを持って帰ろうとする女)
前菜とメイン的にはバケットが向いていたでしょうが、これはメニューが合致すれば、最強のパン泥棒になってくれたはず…。いや、そうするとちょっと中華料理っぽくなってしまいますね…。

今年はこんな感じですかね、ショーについては、かなり慌ただしくてあらすじを書くのも大変なので省略です。
一番、ショーの内容よりも、食べているものに困惑が続いたという今年の体験は貴重だなと思いました。
サンジ君からは気にかけていただきました、いちいち爆笑しててごめんなさい…(毎年のこと)。でも、ショーはすごくすごく、楽しかったです!



「食レポします」に困った笑いを零してくれたサンジ君も貴重でしたし、これからも潜入レポート屋としてやっていきたいと思います。

そうそう。今年のおかげで、来年は何に会えるのかと、余計にたのしみになりました。
来年もまた、楽しみに待っています。
忘れがたき味(海外食レポ)
一回しか食べたことないけど、ふともう一度食べたいと焦がれる味に会うことがある。
忘れがたき味。
海外で食べた食事とか、整地巡りしたまとめも書く予定です!でもまずは、まずは忘れがたき味の話をしたい。海外に行った時に食べたフランス料理のコースを真面目に食レポしていきます。
末尾にお店の場所を載せますが、おまかせ日替わりメニューのようで、きっと同じ味に会えないんですよね…。
もし行かれた方は、その日かぎりの最高の出会いを是非お楽しみください。
■アミュージュブーシュ
緑色のスムージー、トウモロコシのタルト、ハーブと野菜のブーケ

緑色のスムージーは入っていた野菜を聞きそびれましたが、青臭さの中に甘みとすっきりした酸味が入っていて、喉に引っかからず落ちていく。
苦みもあるんですが、それが量も多く無いので青汁感もなく飲み干せます。
口ならし、みたいな感じもしますね。まずは食事に入る前に、感覚をリセット!みたいな。

とうもろこしのタルトはたぶん手で食べちゃってね的なサイズ。
コーンは甘い、そしてタルト部分のサクサク、見た目の期待通りの味。野菜の甘みを上手く使って、ほぼスイーツぐらい甘ーい一品でした。

そして一番感動したのがハーブとサラダのブーケ。
これなにこれ!美味しい~!
ドレッシング代わりに、ブーケの内部にミラベルの何か?とはちみつが入っているそうで、うぉおおおおなんだこれ、ただの野菜じゃない…!
見た目の可愛さ、そして噛みしめるとミラベルと蜂蜜の甘いジュースがじゅわっと来る。
しょっぱなから目をキラキラさせちゃいました。
久しぶりに食べるフランス料理、やっぱクリエイティブなメニューに心が躍るし、とっても美味しい。

パンは季節ものの栗入りの、ハードタイプのものでした。中はふわふわもっちり、外はざくっとしていて、噛めば噛むほど美味しい。
おかわりしたかったな…すごく美味しかった。
パンこね、発酵過程もシェフが自前でやっているそうで、パンだね育ててるシェフを想像して微笑ましくなった。
本当におかわりしたかった。
もう本当におかわりしたかった。メインに行く前に無くなりそうになってドキドキした。(他の人が断ってしまった)
もっというと、ナプキンに包んで持って帰りたかった。
■前菜1
マグロとベルペッパーのジュース、サラダを添えて

うわうわうわ、前菜で本マグロですって。もうしびれますね!
中トロと赤身、そしてさっき悶絶したハーブ類含むサラダの鮮度!
ベルペッパー(ここはパプリカっぽかったような)のジュースと言っているのですが、しっとりとエキスがかかっていて、それとマグロのオイリー感たるや…。
全体のまとまりが良くて、すごくおいしい。最高級海鮮サラダですよこれ。
この段階でもうメインでは?と目をパチクリさせてしまった。
瞬いてる間にすぐに消えてしまった、それほどすぐ胃に収まってしまいました…。
■前菜2
真ガキ(カマルグ 産)とブロッコリーのヴルーテ

やば、序盤はカキ見えない(写真)ですけども、カキ発掘のために食べた一口目のブロッコリーのおいしさが…際立ってる。
日本でブロッコリーと言えば、花部分がメイン扱いなんですが、こっちは逆で茎が主役だ!
茎が丁寧に火を入れられていて、薄い切り方で少しシャキシャキ食感も残りつつ、甘い。
隠れてたカキは、一口でいっちゃえと口に放り込む。これはナイフで切ったら汁が零れてしまうので英断が必要です。う、うわ~すごい、小ぶりなのにジューシー。悶絶。
ブロッコリーのシンプルな美味しさと、カキの濃厚さがぶつかり合わずに混ざり合う。
ヴルーテソースはホワイトシチューのようなクリームソースで、うーわ魚介のうまみ…。
これはすごい好きな料理!うなるほど美味しい。
今度またカキフライ以外の料理も食べてみることにしよう、と思いました。(カキフライがカキ料理で一番好き)
前菜で2品とも魚介で、マグロ→カキと続くともう震えちゃう。
これメイン来たとき、はじけ飛んでしまう。でもサーモンか、と少し侮っていた所もあったのですが、次が一番忘れがたい一品でしたよ。
■メイン ポワソン
トラウトのグリル、インゲン豆とイラクサのソース

見た目は普通じゃないですか。食べる前はそう思います。
しかし、食べてしまった私がこの写真を見ると、もう味が思い出されて唾液ドバドバでます。
普通に美味しそう!って一口切って口に入れるじゃないですが、もう宇宙猫ですよ。
い、意味が分からん…、なんだこれ、美味しすぎる。
そもそもイラクサのソースってなに?イラクサってなに?
イラクサ、イタリアでは伝統的なソースがあったりするそうで、ほうれん草のような使い方ができるハーブ。だそうで。
ソテーされた葉も食べましたが、ほうれん草のようなクセはなくて、にがすぎるというわけでもなくて、青臭さが際立って嫌味を出すでもない。
この真緑色のソースと、脂身たっぷりのサーモン(鮭・トラウト)が合う。美味しい。
このサーモン、焼き上がり側面はサクサク、なのに身の柔らかだけど弾力のある感じ。噛むと口の中でほろほろととろけていって、やばい。やばいぞこのサーモン。
いんげんと、イラクサの葉のソテーがまたバターの塩味をまとっててうまい。
美味しくて意味が分からなさすぎる。この料理、宇宙過ぎる。
この組み立て考えた人誰、握手してください。(シェフです)
今日サーモンを焼いた人、ハグさせてくれ。
日本人になじみのある鮭だから、とか、バターと醤油風味が日本風だから、とか関係ない。
この料理は、到底忘れられない。
カリッフワッなサーモンとシャキシャキのインゲンをソースにまとわせて食べたらもう口の中から…宇宙の空の中。
ソースはサーモンの脂身のわずかなしつこさを、すべて削ぎ落してくる。
そもそもバターは最強なのかもしれないが、でもそれだけじゃない。仕上げの醤油風味もサーモンの味を最高に引き上げるソースになってて、インゲンもイラクサの葉もとにかくサーモンを邪魔しない。
野菜はここまで出てきたもの全部が美味しくて、甘いし、雑味が一切ない。とにかくいいものなんだなあとしみじみ思いました。
うーーーー美味しい、これは美味しい。
マグロ、カキ、で…結果、サーモンこそ王者。
サーモンで感動をさせてくれてありがとうシェフ。
あまりに美味しすぎて、肉料理食べてる間も、時たまぼーっと魚料理のこと考えてた。
宇宙サーモンと名付けておこう。
ああ、また会える日まで、宇宙サーモン。

■メイン ヴィヤンド
烏骨鶏の塩釜焼

これも異次元のおいしさ。思い出せば、これも唾液がドバドバでます。
こちらも忘れがたき味。
塩釜に囲まれてるお肉が「仕上がりました」と運ばれてきた時には、「塩釜かあ、絶対おいしいよなあ」とおもっただけですが侮るなかれ…でした。
お肉のジューシーさがすごい。そもそも塩釜だから、内部にまでしっかり塩味と肉汁が絡み合って、どこもかしこも噛めば噛むほど味が出てくる。(ジャーキーみたいな感想やめろ)
部位は胸ともも肉だったと思いますが、皮が美味しい、パリっとしてる。
うー好き、この料理法好き、柔らかいし硬くなく、味も淡白じゃないからするする入る。
しかも添えてあるキノコとミラベルの実とソースも美味しくて、お肉と永久反復運動になる。
あとミラベルを煮詰めたソースは肉につけてたべると、甘くてぐっとお肉の味を強く感じさせてくれる。
キノコも美味しいし、ミラベルを生で初めて食べました。美味しい、甘い!
初めてミラベルのチョコを食べたとき、感動でファーってなったのを思い出したんですが、生のミラベルはまたシャキシャキで甘い桃って感じで…。
胃は八分目をとうに超えているのに、新たな味との出会いで手が止まらない。
塩釜焼きの真価を見た気がしました。おいしかったなあ。
■デザート
ピーチメルバとバニラアイスクリーム

なんか予想と違う見た目で来た。ピーチがガングロコーデで入場…?
フランスのデザート、皆、見た目が前衛的すぎないか?

(ちなみにこれはアイスクリームとサバイヨンソース、リュバーブとイチゴのクランブル。丸いサバイヨンソースのクリームの塊にイチゴアイスクリームがはいってて「はへ????」だった)
桃の下にクリームと生のライチが入っていて、桃はワインコンポートっぽい。
紫蘇のエキスがかかっているようなんだけど、私それほど紫蘇っぽさを感じなかったので、本当にアクセント程度って感じでした。
確かに紫蘇には全てに勝つポテンシャル持ってるすご強ジャパニーズハーブだもんな。
桃の柔らかな果肉とアイスクリームとクリーム、下に隠れてるライチを掬えば…口に放り込んで、桃源郷が見えてくる。
ライチを入れているのがちょっとイスファハンぽくて、でもまとまり方が上品で、やっぱりピーチメルバ。
震えてました、あまりに美味しくて。
デザートは、やっぱり口に入れた瞬間の感動がすごい。一口目の驚きと、美味しさへの感動と、口の中でのそれぞれのマリアージュ。
ケーキはケーキで好きだけど、こうやって冷菓と果物の上品なデザートもいいですね。
今度パティスリーだけめぐりしに来たいな。今回は一切スイーツ食べなかったので…。
■コーヒーとミニャルディーズ

ミニャルディーズは作りたてらしく、ガトーダマンドは焼き立て、ベリーのキャラメリゼは作りたて。
ガトーダマンドが美味しすぎる、うーーー咀嚼が幸せ。ベリーのキャラメリゼもコーヒーと一緒に口の中をさっぱりリセットしてくれる。

おなか一杯、ちょうど10分目に達しました。ぴったりすぎるぐらい。
総じて、美味しいお店は高いけれど、でも、記憶に焼き付けられてしまうほど美味しいなと震えました。いや、満足です…。
お店はこちら。素敵な記事もあったので、載せます。
「MAISON」( 3 rue Saint-Hubert 75011 Paris)
サンジの海賊レストランを本気で食レポする2023

今年もやってきた。むっちゃ変な企画。もう何年やってるんだろう。
もはや止めるきっかけ失ってる気がするのですが…、これはチケットが取れなかったらやめる的な感じですかね。
他の食レポとか、オリジナルの小説とか、普通に仕事とか自分自身のことで他人に伝えたいことがあったはずなのに、このブログ、サンレスの食レポに完全に乗っ取られています。
想定外だったなあ…(遠い目)。
オリジナルの小説は今後は上げると思います…自由にやっていきたいです。

今年も総評価としては、とても美味しかったですー!
そもそもコンセプトのレストランショーにおいて、本気で食レポするのはネタでしかないです。
なぜコンセプトレストランなのに、メニューにいちいち面倒くさいこと言っているのか、となるかもしれません。
『ネタ』だから、本気で食レポをやっているそこを忘れてはならない…、と私も心にとめております。
総評価としては、非常にどれも美味しかったです!
個別の料理を批評すると色々コメントしてしまうのですが、全体として美味しいものしか揃えていないというレベルの高さ。すごいです。
毎年、コンセプトメニューを考えてショーをしてくれるというだけで、本当に頭の下がる思いです。

…一つ、言えるなら、ゲストにもう少し食事を楽しませる余裕が欲しいなと、言えるなら!
言えるならですけど!!
ゲストはサンジ君にメロリンして、ショーを見に来ているとしても、無茶苦茶せわしなくて説明も早足で時折とんでもないメニュー説明をぶっこんでくる。
食べに来てるというより、本当にショー見て、出た食事をかき込んでる感が…?
今年はもうほぼ食べる時間ないと思って絶望しました(笑)

■オードブル
~交ざりあう愛 ヴィシソワーズ パリソワール風、甘エビとアボカドのタルタル、サラダドシャルキュトリー~

今年のお皿の構成はワクワクします!
スープの器の下にアボカドと海老のタルタルが隠れてる。
コンソメジュレも添えられてて、これは何が始まるのかな…という期待感が。
前にはオードブル系の冷菜が。
これがサラダドシャルキュトリー…!キャロットラペ美味しかったです。
シャキシャキして、味もすっきりした酸味でまとまって、ハムの脂の味と上手く合わせられてて美味しい!
待って、スープ…。
サンジくんがなんか色々説明してくれるんですけど、
パリソワール風ということは、ビシソワーズとコンソメジュレを一緒に食べる冷製スープ。
ビシソワーズが大好物なので、コンソメジュレをスープにまず突っ込んでしまいました。
いやまて、スープだけを味わわなければと思ってスープをすくった途端、時間が止まった。
待って、これ普通のビシソワーズじゃない、炒めた玉ねぎ入ってる。
そこまでは、玉ねぎの味もすると美味しいよねと思ってたんですが、口にまずスープ部分だけ飲んだら、味が無い。
なんか向こうの方で、味が微かに踊ってる感はある。普通に食べるとなんだか味が無い。
玉ねぎを口に入れると玉ねぎが食感も味も邪魔して塩味もパンチが無く、味が無い。
コンソメジュレを一緒に混ぜて食べて初めてやっと「スープだ」と思ってしまいました。

サンジくんの「香りを楽しんで」発言が謎。
香り?ここで香り?香りなんか分かるはずもない。
向こうでちょっとジャガイモが手を振ってるのは見える、でももっと近くに居てほしいのに居ない。
ジャガイモ、ああ、ジャガイモ…。
(皆様おもいおもいのジャガイモの曲を思い浮かべてください)
味はバイタルレシピだから薄味仕様でも良いだろうと思ってたんですが、香りなんか口の中に広がらないよ、ジャガイモとクリームの濃厚なのにどこかすっとすっきりするような香り…とか想像しても、妄想でしたよ!
サンジのコメントがなんとなくプロっぽくない、ジャガイモをもう少し前線に送り出して欲しい。
あとコンソメあって成り立つスープは、なんか違う。それぞれでも『ウマイ』を、合体させて『バリウマイ』にする足し算のはずが、お互いにないと成立しないのはなんか違う。
ハンスに美味しいですかと聞かれて頷いたのは、ゆっくりと口に含んでめっちゃ味を探して食べてそう思ったので率直にウンウンと頷きました。
味を探すのに結構時間かかります。美味しい。
混ぜたらすごく美味しかったです!玉ねぎちょっと食感邪魔だったかな、味の中に大きさがばらついてる玉ねぎが顔をだすとなんか口の中が騒がしい。
美味しさと騒がしさで混乱してました。(笑)

あと海老とアボカドのタルタルは、またキヌアできましたよ。
ここまでくると笑う、スーパーフードとかどうでも良い。何年もずっと登場してるのよ、そのスーパーフード。
私とキヌアは、ここだけの長年のダチなんですよ。
バイタルレシピの言い訳にしないで、普通に食べますから。
味付けがスパイス風味で、なんと形容すればいいのでしょうか、カレーのような…なにか癖のあるなにかの…。
なにこれ?なんだろうこれ?
ソースがアボカドと超ケンカしてる、しかもちょっとソースが勝ってる。アボカドがソースをタコ殴りにして取り込もうとしてるけどちょっとソースが目立つ。
海老なんかもう既に負けてる、アボカドの後ろでぺしゃんこになってる。
何だろうこれ?本当に…何だろうこれ…?
なんか美味しい、なんだろうこれ…?
■メイン ヴィヤンド
~ローストビーフ 彩り野菜添え レディへの愛を込めたソース ムータルド、牛タンのショーソン~
今年は一回なので、お肉料理を選びました。

見た瞬間、皿のバランス崩れとるやんと思って、笑ってしまった。
メインにしたいローストビーフ、1枚。
パイ(ショーソン)、ポーションでかすぎんか?(笑)
ソースは安定感あって美味しい。
マスタードソースながら、酸味ばかりが主張しすぎない味付けでお肉に旨味をぎゅんと足してくれます。
なんか、ローストビーフ一枚という構成にマッシュポテト、パイにそのソース、どう食べたらいいのか分からない。
味はめっちゃ美味しい。でもまだなんか戸惑ってる。

トラ男が「ケール」だ「マスタード」だ説明してくれるんですけど、もうさっきのスープとタルタルで激萎えしていたので全然聞いていない。
揚げたケールむっちゃ苦いですね。(笑)
全体的に味は薄めに仕立てているのかなという印象を持ったのですが、素材は確かに立っているところもあって、季節のトウモロコシ、パプリカ、カボチャも美味しい。
ただパンチが凄い弱い。
ソースも安定性の良さが、一方ではパンチがいまいちで、ローストビーフ食べてる感はなくて、お肉に美味しいソース…美味しいとなってしまいまいました。
つまり、パイに全部感情を持っていかれてしまう。
パイ、美味しかったです…。
バターの香りがして、サクッとした食感が保たれてて…お肉も弾力があって(タンだからかな?)オーブン担当が優秀すぎやしませんか。
■アソルティマン・ド・デセール
~ガトー・ダマンド 愛と美のクレーム・シャンティ~

クレームシャンティって、生クリームですよね、コラーゲンが入っているとのことでしたが、乳製品…なのかな?
乳製品のクリーミーさはない気もしたのですが、ガナッシュタルトの濃厚さを邪魔しないしむしろさっぱりと食べさせてくれて相性がいいなと思いました。
イチゴ、クレームシャンティ、ガナッシュ、オレンジ、フィナンシエの構成で、スプーンだけでも食べれるようにタルト生地じゃなかったのは良いと思ったんです。
食べにくい!!
スプーンで全部食べるのはしんどい!!

味は最高です。よく考えられています。
ベーリームース、コンデンスミルク風のクリームが挟まったマカロン、チーズケーキ。チョコをかぶらせずにアソルティにしてるの良い。
甘酸っぱいと甘い、の味を上手く分散させています。
マカロンのクリームが甘くておいしかったです、最後まで残して目で楽しんでました!
サンジくんぽいハートとラインが入ったデザインが可愛い。
デザートがのクオリティがなんかおかしい。
うま…!
あらゆるコストがかけられているように思います、去年とはまたテイストを変えています、パティシエ、私とハイタッチしましょう。(笑)

今年は食べる時間もなかなかないし、メインにパイとジャガイモが出て、パンを多くの人が残していたのが残念でしたね…。
できれば、下げるお盆に積み上がるパンを…あれをあまり見たくなかった。
私もギリギリ食べきったんですが、お皿を下げるスピードが尋常でなく早くて、パンが消費できるメニューが無い。
頭が痛い問題ですね。
食べ残しが廃棄に回るのを、サンジくん嫌がるだろうと皆一生懸命食べているのですが、パンがメニュー構成から浮いてしまう。(笑)
パン、ドギーバック(お持ち帰りパック的な)に入れてほしい気もするけど、こうも酷暑が続くと持って帰らせるのも辛い。

メニューの内容ではなくて、ショー自身がああだこうだというのは趣旨から外れるので述べないようにと思っております。
やっぱりレストランショーというのであれば、食事を楽しみたいし、周りで展開されるショーも楽しみたい。このバランスというのは非常に難しい。

メニューを楽しみにするという、楽しみ方もあるのでは?と思ってこの企画を始めたのですが、今年を機にやめようかなとも考えています。
あくまで、レストラン”ショー”なんだなと理解が進んできております。
過去二年ぐらいは、美味しくて、ショーも安心して見られていたんです。
だって、理由はコロナが流行っていたから。
キャストとゲストが一定の距離を保つ必要があって、ファンサービスに一定の間合いがあって、食事をせめて楽しんでほしいという優しさをひしひしと感じました。

今年は、終わった気持ち、コロナ流行前ごろのサンレスの気分。
色々と見て食べて、疲れがすごい。(笑)

ゾロとウェーイと乾杯させてもらってましたが、その後の視線の集中が凄くて、「はわー!!」状態でした。
ゾロを撮るために私が写ってしまった方、すいません。
内心「他のテーブルだったら私も写真撮るのに」と思いながら、ファンサに嬉しいけどもカメラ画角に入ってしまっている恐れ多さで、生きた心地がしなかったです。
(絶対に全身にモザイクしてくださいね(笑))
あの時、ゾロ、楽しく飲めて嬉しかったです!
ありがとう!絶対に忘れません!

なんとかコロナ禍の苦しさを乗り越えましたね。プレショもサンレスも。
そして、デザート美味しいの…ただただ幸せで、最高です!
来年も楽しめるように、また、楽しみに待っています。
サンジの海賊レストランを本気で食レポする2022

今年もこの時がやってきました…。
コンセプトレストランを本気で食レポするという頭おかしい企画。
今年、幸いにも8月中に肉・魚どっちも食べることができたので、食レポしていきます!

■前菜
おれとレディの奇跡の出会い
~とうもろこしとクリームチーズのピューレ、生ハム、魚介類と共に~

正解!
毎年恒例のチーズの使い方を変えてきました。
淡白なメカジキと甘いホタテに、塩味がある生ハムの取り合わせがうまい。
ポップコーンが単調な咀嚼にカリッと食感をプラス。しけってようがこれは確かにソースつけて食べるからいい。香ばしさもたっていいですね。ポップコーンには茶色いのコンソメがかかっています。
サンジくんが「ポップコーンをちょっと崩してふりかけて〜」て言うてるのを、利口に聞きすぎて粉砕しまくると食感失われるので程々にして皿に盛ります。

イタリアンパセリが味に変化を与えるので一緒に食べて正解ですね!(※当人がハーブ好きなだけです)
ピューレのコーンと、クリームチーズというかなんだろう普通のチーズぽいような…なんだろう…一回目はクリームチーズな酸味があまりなかったように感じたのですが、…むむ……フレッシュさというより濃さを感じました。『チーズです!』感はないしコーンなんだけど、奥底にチーズが隠れてこちらを覗いている…?というほど。
しかし、二回目は食べたときは、コーンが奥の方に行ってしまって、チーズの酸味と濃厚さにコーンが負けていて、味の記憶が一致しなくて笑いました。
単に本人が疲れてるだけだと思います。(笑)
追記ですが、ハート部分はブラッドオレンジのソースですよね?!ケチャップだと思ってたから最初から不思議だった…!
正直テーブル周りがキャラ皆が通ってくださるので追うのに忙しくて、味の探求に集中できなかったのは、私は食レポ者失格だと思いました。本当にすいません。
■メイン~肉料理~
おれからレディへの愛の証
ビーフステーキ ~俺の情熱 赤ワインとバルサミコのソース~
野菜の串焼き ~マッシュルーム、ミニトマト、ズッキーニ~

ソースが馬鹿ほどうまい。
ワインとバルサミコの…!これは王道のソースで勝負しに来た。しかもソース量がちゃんとしてる。ケチらずにたくさんかけてくれてる。バジルっぽいソースが装飾でかかっているけどバルサミコソース美味しいからよそ見する余地がない(笑)
お肉はミディアムレアぐらい?かと思います。しかも「低温調理ですか?」って感じの柔らかさ。焼いてこんな柔らかくて赤くていい感じなるかな…?ステーキだけど、分厚いローストビーフみたいな。
冷めてても柔らかくて切りやすい。筋も見当たらない上質なお肉。めちゃくちゃいいですね、ポーションも普通でちょうどいい。
3切れ少ないと思うでしょう?…十分です、美味しさが勝る。ソースも美味しいし…。
サンジ君の紙吹雪、食べられるんですが、たぶん素材はウエハーペーパー。最中の皮みたいなやつ。

野菜も付け合わせのポテトも美味しいです!
角切りのいんげんとお芋とキノコをギュッギュッってしてる。バラバラじゃないのでポテトのデンプンでくっついているのかな…ふんわり塩味はついてるけどソースつけて食べても美味しい…!
■メイン~魚料理~
おれからレディへの愛の証
鯛のロティ~俺の純情 白ワインとクリームのソース~
野菜の串焼き~マッシュルーム、ミニトマト、ズッキーニ~

去年も魚料理があまりに美味しくて、「カジキは飲み物」とか言ってたんですが今年もすごかったです。
まず、骨も皮もない分厚い鯛の切り身。惜しみの無い厚み。
でかすぎて怯みました。(笑)
食べ進めても骨も見当たらないので、すごいなと思いました。
ロティなので、調理法はオーブンですよね?
これ…柔らかすぎません?(歓喜)焼き目つけてないので、たぶん直接火に当てず、蒸し焼き風に蓋でもしたのかな。
鯛の上に乗ったムースは魚使ってるのかな、野菜だけのムースには思えなかったんですが…。
※今年はあまり解説がメニュー名にのってなくて一部推測でお送りしています。
ソースは白ワインとクリームの、ソースヴァンブラン。これもめちゃくちゃ美味しいです。
塩加減が絶妙で、魚の淡白さを緑色のムースで食べるのと、ソースを絡めて食べるのとで楽しい。下のキャベツもソースを吸ってめっちゃ美味しいです。
良いですね…バランスがいいです。
肉よりもはるかにポーションが多くてお腹パンパンになりました。(笑)

■デザート
恋は常にサプライズ リンゴ飴のムース
~愛のメッセージを添えて~

素晴らしいの一言に尽きる。
ポーション量多めでは?とおもったけど、メインが普通めの量なのと、ムースなのでぺろっと食べてしまった。
飽きさせない工夫で、ダイスカットしたりんごが入っていてよい…。下にスポンジ、ダイスカットしたリンゴ、青りんご風の甘酸っぱいりんごムースにナパージュ。


チョコペンすごい楽しかった!
ただよく考えると、食べる目的が第一じゃないのがすこし悲しかったかな。
食べ物無駄にしないようにするには、何かの上に書くとかしたかった。食べることもできないし、すぐお皿下げちゃうから、サンジくんへのメッセージとはいえ…チョコ一切食べずはもったいなさすぎる……(笑)
まあそういう運命なんだろうけど、皿のチョコメッセージなんてものはさ!なっははは!ともかく面白かったです。
…とか思ってたら、二回目行った時に、隣の卓の人がメッセージチョコ削り食べてたし、友人はチョコをパンにかけて食べてた。私の脳みその応用力の問題だった。(笑)

総評としては、素晴らしい。今年も素晴らしいです。
メニューの「フェス」がコンセプトで言っている前菜とデザートは味が特に素晴らしい。ポップコーンやチョコメッセージの工夫も楽しかったです!
しかもメインは王道で勝負してて、ハズレがない。
本当に美味しかった。
メインまでお祭り感を出さなくても十分に前菜とデザートで挟めばいいから、バランスよくていい構成だと思います。
個人的には今年は魚もホント美味しいのですが、お肉料理の方が好きでした。
とにかく、バルサミコソースがえぐい程美味しかった。ここにもしソーシエがいらっしゃるなら、拍手通り越してハグしたい。
(そこはサンジ君ですやん(笑)みたいな夢演出はいらない主義)
あとステーキと言いつつ低温調理ですか?と思ったり、ロティと言いつつ蒸してます?と思ったりする、柔らかさへの探求が、冷めても美味しく食べられるにつながってる気がして、良いなと思いました。
(数年前のスズキのポワレが冷めてマジで硬かったことを思いだしつつ)

毎年ばらつきのある、提供に関してはまあ…落ち着きませんでしたね、いつ食べるねん的な空気が終始漂ってましたので、私はキャラセリフも一時無視して食べてました。
真面目にキャラのわちゃわちゃを眺めてたら、食べる時間終わるで…みたいな感じでした…(笑)
二回目・三回目でも結局料理に集中できない感じでしたね(笑)
あとパンはメインと食べたいしソースもちゃんとあったので一緒に食べてたんですが、スピードが合わない。メインにあと5分ほしかったな〜。と言いつつ、花吹雪かけてもらったの序盤組で既に時間無かったので、最後のレディは花吹雪待ってて時間もっとなかっただろうと思います。
残すのは嫌なのでデザートの後に、パン食べてました。(笑)





楽しかった…。
一緒に言った方とも、今年のメニューは今年しか食べられませんもんね、と言ってましたが本当にそう。
毎年料理と出会って、毎年驚いて喜ぶ楽しみになっています。
また来年も楽しみです、来年もまたみんなと新たな楽しみと美味しさに出会えますように。
バレンタインで食べたやつとか
バレンタイン。そう、それは一年のうちに最もスイーツを買いあさり食べるイベント。たまに人にプレゼントしているイベント。
一年でもこの時だけにしか出店しないショコラトリーや海外ブランド。
昔はなけなしのお金を握って少しずつ買っていたチョコの箱が、年々予算も潤沢になって種類も豊富に。幸せなことこの上ない!
今年は初めて買ったブランド、いつも買っているのも含めて食レポまとめをします。もう春もそこそこだけど繁忙期に甘えてまとめが遅くなってしまった。
■ピエールエルメ マカロン3つ入り(¥1,620 (税込))
いきなりエルメかよとなるのですが、本当にしょっぱなに買ったので。サダハルアオキはすごく並んでいたため、初めて買ってみました。

幸せ度:★★★★
バレンタイン度:★★★
お手頃度:★★★
これは定番だな度:★★★★★(定番入り!)
味は、ショコラアメール(ガナッシュショコラ)/アンフィニマン ピスターシュ(ピスタチオ風味クリーム)/モガドール(パッションフルーツ風味ガナッシュショコラオレ)…の3種類。特にモガドールが凄く爽やかで好きでした。あとピスタチオマカロンはアオキよりこちらの方がクリームのキルシュの香りの豊潤度と柔らかさでは好き度が上でした。また機会があれば面白いフレーバーのも食べてみたい。。。
Saint Valentin 2022 | FEATURE | ピエール・エルメ・パリ -PIERRE HERMÉ PARIS-
■ボワシエ ペタル・ド・ショコラ・フルール 68g(¥4,320 (税込))
これを買いに行ったところ、初日だったので店員とか関係者と思われる4人に囲まれて本当に落ち着かなかった。フロアが6階でメイン会場と違ったというのもあるんだと。いや、買います買います、と買ったもの。

幸せ度:★★★★
バレンタイン度:★★★★
お手頃度:★★
これは定番だな度:★★(プレゼントしたら面白い)
こじんまりした缶でやったらちいさいとおもったんですが、開けてぎっしり詰まるチョコにまず感動の声をあげます。一枚一枚の満足度が高い、気がする。
フレーバーは、バラ・ジャスミン・スミレ・抹茶・ミルク・ダーク…だったかな?日本に出店していないので、ここで初めて買いました。味はすごく好きなんですが、お手頃さはあまりなくて、その高級感を活かしてプレゼントに向いてる気がします。こちらのフレーバー違いを人に贈りました!
ボワシエ ペタル・ド・ショコラ・フルール 68g|オンラインストア DEAN & DELUCA
■サダハルアオキ カヌレ(手前ナチュール、奥がショコラ)1つ¥324(税込み)
サダハルアオキのカヌレ、大きさがでかい気がするんですよ…今回も例にもれず並んで買ってしまった。

幸せ度:★★★★★
バレンタイン度:★★
お手頃度:★★★★
これは定番だな度:★★★★(毎年あったら買ってるけど自分用)
バレンタインか?と言ったらちょっと違う気もする。賞味期限も即日なので、あまりプレゼントには向かない。でもあったら買ってしまうので定番さん。
もっちり、むっちり、噛むことが幸せなカヌレを口いっぱいに入れられるこの時間はこのカヌレを買った時だけ。味はナチュールの方が好きですね、自然な甘みと卵の風味がいいです。オススメ。
■サダハルアオキ マカロン6種(選んだ)

幸せ度:★★★★
バレンタイン度:★★★★
お手頃度:★★★
これは定番だな度:★★★★★
これも定番で毎年好きなだけ買うアオキのマカロン。味は大分前に作っていた「ショウガ」が一番好きでしたがもうないので、今の一番はカシスとキャラメル・サレ。ああ、再販しないかなマカロンショウガ…大好きだったのに。生地がしっかりめでねっちょりという感じで、いつも通り異常なし!
マカロン | パティスリー・サダハル・アオキ・パリ | pâtisserie Sadaharu AOKI paris
こちらはプレゼントでいただきました。イタリアのブランドで日本未出店。

評価はできないんですけど、美味しかった。とにかくひとつひとつが濃厚でした。オリーブオイルを使用したチョコレートと、ジャンドウーヤとか色々入ってた。
甘さは控えめで、口に残る感じも重くないので、甘いものが苦手な人にも好まれそう。なによりコーヒーと一緒に食べたい。
■モロゾフバレンタインコラボ(「CACAO HUNTERS」「MAROU」)1つ¥378円

(右から)MAROU ティエンジャン70%/CACAO HUNTERS トゥマコ・レチェ53%/MAROU ドンナイ72%/CACAO HUNTERS アルアコ72%
これも美味しかった。レポ書いてたけど評価するよりも、今となってはチョコレートプリンっておいしいなあって感じです。
再度あれば買おうかなと思うのは、「ドンナイ」と「トゥマコ・レチェ」の2つ!
■そのほか色々食べたもの…


もう少し冒険しても良かったかなと写真を見て思う限り。また来年に新しいものに挑戦してみます。
「シェイクス2022」感想
「シェイクス2022」を観に行きました。
30-DELUX OSAKA | ミュージカル シェイクス2022
観劇は実はプレショ以外では去年の3月ぶりで、昨年は2月に目が疲れまくってるのに國藤剛志さんの「オーサカヘブン」、3月にTeamAZURA大阪の「Unrequited Love」を見に行ってました。年1~2回ほどプレショ以外の観劇をするのが本当に楽しみ。
たまにこの小さい箱の役者さんの全力を浴びる感じが、映画と違ってまたいい。
久しぶりのお芝居で、とにかく前説からワクワクしていました。
視力が下がっているせい(職業病)で、かなり苦戦をしたのですが、とにかく近い。めちゃくちゃ近い。役者さんの表情がバッチリ見れる。
序盤は本当に面白い小ネタから助走スタート。
妖精パック登場あたりからついに笑いがこらえきれなくなる。
私はWICHさんの声がすごく大好きということを脳に刻み込んでいて、一方お顔が全く把握できていないのですが(これはプレショの覆面やキャラメイクの都合上、私の記憶力がゴミということを意味する)、声を聞いた瞬間に「やだ好き~~~!ウィッチさんじゃ~~~~ん!!」ってなりました。
ゆるくゆるくロミオに肉薄していく妖精。というかそれ以前にロミオくせ強ッ!(笑)
ジュリエット、歌のビブラートすごッ!うわッミュージカルだ!
…と思ったのに劇中歌は控えめでしたね。ミュージカルばりばり大好きマンなのでロミジュリミュージカルやる…?…やらないのか…そっか…。
そして…それは夢だった。夢オチでよかった、誰もが思うでしょう。そうではないこの主人公江口の能力(スタンドなの?)が予知夢。
昔に予知夢が的中したことがあるのを示唆する描写がありますね。ライティングが雰囲気出ていてよかったです。
その後、現実世界ではオープニングから温めてきた笑いパートをどんどん盛り上げていきます。
前半を舞台監督が匠に話しかけるところまでと考えたとき、後半につれて空気感が盛り上がっていくのがすごい。
そして予知夢が…現実になりそうなシチュエーションにどんどん変化をしていく。
1日、数時間の間に、ここまで現実に近づいたら普通発狂しますよね。江口さんのメンタルはすごいな?
その一方で、久しぶりの再会を果たした、かつての仲間・匠さん。やばいなめちゃくちゃかっこいいです、足長ッ!5メートルある!!!
そして洋服と刀のマッチが素晴らしい。本当に似合う。
あれです洋画の「高慢と偏見とゾンビ」の彼がスーツに日本刀なんですけど、あれです。親和性がある。気高い組み合わせといいますか。
最初から出演者の皆さんの小ネタもたくさんでいっぱい笑いましたありがとうございます。
千秋楽、劇場でたのが19時ぐらいだったような…そんなにたくさん詰めてくださってたんですね。
ありがとうございました。
同郷滋賀県出身の役者である枝尚紀さんが、匠さん役をやっていますので、DVDの宣伝をば。しておきます!
殺陣が身軽で美しいんです。
今年の夏含め、また楽しみだなあ。繁忙期を抜けたら一杯楽しもうと思います。
ネタバレなし部分はここまで、以下がっつり感想を記録用に書いていきます。
★
ここからネタバレ。
-ストーリーに関して。
「シェイクス」という長寿作品を今回ではじめてみるのに、予習もなしにいったため、真相のところがよくわからないまま見ました。
そこで、テーマの一つである「予知夢」の伏線回収ができたのかわからなかったのですが、たぶん江口さんと匠さんは「江口さんの予知夢」を乗り越えたのかなと思いました。そのほか、色々感じてビシャビシャに泣きました。
改めて、「江口さんの予知夢」の劇中での取り扱いについて。
江口さんが見る「予知夢」がさんざん実現することを、劇中の描写「おにいちゃんはね、役者とサラリーマンになってた!」という台詞と、劇団をやっていたがその後劇団が解散し、現場統括する会社員?サラリーマン?になっているという現在の江口さんの状況で補完・補強されている。
その実現性を知っていたメイちゃん・匠さんは、事故の予知夢を聞いたとき、どう思ったでしょう?
いや、起こってしまったことを今さら何ということもないですが、それは起きた。現実になった。
それを互いに体験しているというのに、再会して話を聞いても、また突っ込んでいく匠さん。実際にメイちゃんは病気がもとで体調が悪く、それが要因の事故でもあったかもしれない。
でも、「予知夢」は当たっている。
「予知夢の実現性は結局なんだったのか?」という疑問には、ハリウッドにいるところで実現しなかったことを示して答えている。
(いや、本当に示しているのか?)
予知夢という能力をもて余している江口さんが、「勘違いやすれ違いの連続」という一説でその予知夢が「勘違いだったんだぜ…」と納得するには若干苦しい流れがあったかなと思いました。
「どうなっても知らんぞ!」「望むところよ!」の段階で、二人は予知夢の実現性について否定をしていない。江口さん自身が予知夢の実現性についてもて余している云々の思考を手放している感もありました。その部分では、友情は…素晴らしい。
全体の流れが美しく、過去と現実の組み立ても素晴らしいお話でしたが、予知夢に関する解釈を江口さんの口から語られてほしかったなと思いました。
最後はメイちゃんで締めたところが、「江口さんの中で生きているメイちゃん」が代弁しているとしても、示唆的であるべきじゃなかったんじゃ…と感じたからです。そこの一節だけ欲しいなと思ってしまいました。
何故かというと、予知夢が良く当たると思っている江口さんの口から発されなければ「ただの一般論」を述べているようにもとれたからです。
「そうかもしれない、」という匠さんも「予知夢は取り越し苦労だったなぁ」などとは言ってない。メイちゃんに関して匠さんが殺したということは「勘違い」かもしれないんですけども。
ここまで、最後までボルテージをあげておきながら、何通りもみる夢の中で、当たる夢を描写して予知夢の確実性を補強していっているのに、「最後は勘違いだったぜ!」とはなかなか解釈に至りづらいといいますか。
そういえば面白い考察をしている方がいらっしゃって、江口と匠がハリウッドでやるオープニングアクトこそ予知夢が実現する時だった(先の未来だった)のではないかと。
実に面白いが、それが事実だったらこの劇、ジャンルはホラーですか…?
私は最初、「乗り越えた説」を推しましたが、もしかすると「転倒対策をして事故起きたけど、匠無事説」もあったかもしれません。マクベス転倒するってんならマット敷いとこ、みたいな感じですね。ここに関しては想像力を掻き立てられます。
「予知夢」は、いつの時代も様々な題材に挙げられるものだなあと、常々思います。
予知夢のメカニズムが、「頭の中で寝ている間に何度も色々とシミュレーションを重ねるうちに、未来のパターンを重なったものを夢として記憶している…」というような構造だったとして、多くの人は「あああれね、」と予知夢めいたことに心当たりがあると思います。
そして、題材に取り上げられるものでは、「誰かの死」の方が扱われることが多いと思います。
私は舞台とか映画とか…あらゆる作品で、「死」を扱ったものがここしばらくずっと地雷だったのですが、久しぶりに感想を書くことができました。
それだけの力があったと思います。考えさせられる部分があったというところだけでも、この作品を見に行けて本当によかったと思います。
…2021年のプレショもなにげに地雷原踏み荒しだったんですけど、そこはコラさんとエースだから乗り越えられた。
江口さんは少し描写がありましたが、心の中で何となく支えとしてメイちゃんと過ごしていましたね。
一方匠さんはどんな風にメイと心の中で一緒にいるのだろうかと思いました。それを8年間?…いやいや正直、耐えられる自信がない。
それを胸にしまいながら同じ業界で仕事を続けるのは、苦しくて仕方がない。待って、トラファルガーは13年?…きつい…。
心の中で反芻すること・想像することの辛さは理解できます。
それを思うと、この劇中の二人が背を向けてメイちゃんを見上げるラストのシーンが本当に…言葉にならないぐらい尊くて、二人を見守る存在として祝福しているようで。
悲しいし辛いし引き裂かれそうで、メイちゃんがいないことが事実で現実であることを叫んで否定したくなるのに、「ああ見守られている、今回は大丈夫だと言ってる」と感じるシーンでした。メイちゃんは守護天使さんですね。
実際自分だったら耐えられないし、同情してしまってびちゃびちゃに泣いてましたけれども。
ラスト前シーンで、上西さんが「メイさんと見守ってますよ」と言ったとき、「こいつだな江口さんの予知夢のセオリー歪めたやつ」と思いました。
2回目でそう思ったので、1回見ただけではその想像に至らなかったかもしれません。
大事、リピート。
-その他もろもろ。
・舞台監督さんもちろん柄谷さんでお会いしたかった。でも杉本さんの舞台監督さんもとっても面白かったです。
・「ラ行」が言えない倉木ユタカさんの台詞、2回目よく聞くと「ラ行」をしょっぱなから言えないのに気づきます。すごい、言えてる風の活舌で観客にも一見わからないようになってるのが段々と強調されていくの面白いです。
・「ハムレット」と現実世界の平行演出シーン、たまらなく美しかったです。もっと見たかった…。台詞のかぶせも絶妙なんですが、亡霊と踊る蘭子さんも面白くて、笑いと技巧の凝らした演出だなと思いました。
・可愛さんが可愛すぎる…。これは誰でも心打ちぬかれるのでは…。
・メイちゃんの過去シーンの殺陣、めちゃくちゃ美しくて踊っているようで斬っていて、きゃあああとなりました。劇団シェイクスではメイちゃん推しで決まりですね。
・あの劇団にどれほどの人が熱狂したのか、ちょっかいを出していた上西さんが白状するところで分かる気がします。「あの江口さん」が居ると聞いて、出資しましょうか。殺陣演出家が必要なら「あの匠さん」でしょう。…的な根回しをユタカさんにしてそう。アンタ石油王だなさては?(笑)
思い出せばたくさん。DVD届いたら見てまた噛みしめます。
ありがとうございました!