実に２年ぶりですね！
しかもサンレスは10周年らしいです。大変めでたい。
今年も総評としては美味しかった！
機会があればまだいきたいんですが、料理を食べるだけでも。
とはいってもルパレスほど気軽にいけないんだな、チケットもう無い。(笑)
■オードブル
スイートハートのオードブル ～奈落の底までメロリンラブ～
（甘エビとアボカドのタルタル、にんじんムースのサラダ仕立て、チーズトースト）
ハートの料理は、甘エビとアボカドのタルタル。
下の層はキヌア入りで土台を作ってて、マヨネーズ風？ぷちぷちします。すこし酸味のあるの味付け。マヨネーズ、いや…？アリオリソースぽいかな？ニンニクは入ってないと思われます。わかりません。
個人的には『キヌアアアアアア！！！貴様！毎回！！なんなのお前…！！イライラさすな！！！』って気持ちなんですけども、土台とするには必要な要素と思います。
上は生の甘エビと茹でエビ。なにが繋ぎなのかわからない。甘エビは生で、サイズバラバラに叩いてるのかな？甘さとほろ苦さがくる。
おいしい～！生素材を使うとはすごいな、以前は刺身カッペリーニ寿司をやってたけど、あれはまあ…うん。それからを思うとレベルの高さを感じます。
上はピンクのゼリー、紫蘇の花の粒。かわいいです。
アボカドの存在感がうすいけど、二層の一体感がいいと思いました。一緒に食べるときマスカルポーネソースつけるといいです。
口をさっぱりさせるこのマスカルポーネソースと、人参のムースもいいバランス。人参に添えてる野菜はピクルスでもよかったかも。生のディルを添えてるのが、ハーブ使いわかってるなと思いました。（単にディルが好き）
ひとつすごい笑ってしまったのが、チーズトースト湿ってる(笑)
こればかりは仕方ないけど、いっそ焼かなくて良かったんでは？チーズがささやかで味…？ってなりましたが、サンジくんのアドバイス通りにニンジンムースつけて食べると美味しかったです！
キヌアで毎回ぶちギレさせてくる(笑)のは、お決まりなので笑って済ますことにしました。
今回のオードブルは正解ですね、エビ好きなんで全体的に大好き！
ただ、一皿目食べ終えての胃の具合から、「ポーション多いな？」を疑い始めます。
■メイン～まずはお肉料理～
パッションハートのメインディッシュ ～ダメだ・・・もう恋がとめられない～
（牛フィレ肉とフォアグラテリーヌのパイ包み焼き）
お肉のメインはフォアグラテリーヌとフィレ肉のパイ包み。
冷めないオーブン料理でまた勝負にきたかと思いましたが、この料理冷めたらぜったい美味しくない。提供して、すぐ食べさせるしかない料理でもあることに気づきます。
じゃあ食べましょうすぐに！いただきます！
中心のお肉は切るまで温かいけど、食べ始めたら早めに食べないと…とおもいつつ、やはり一皿のポーション提供量が多い！(笑)
そして、ソースがちょっと深みが足りない。ボディ強めの赤ワインソースでも良かったんじゃ？と思いながら、サーブ時に流れるのを懸念してかかなりもったりしたソース。パイと肉に味付けを添えるのに精一杯でプラスを付け加えられない。
なんと、甘口のマデラワインのソースなのですが、この組み合わせ、定番の組み合わせらしい。
マッシュポテトも定番の付け合わせらしい。いや、わかる。美味しいです。
しかし…美味しいもののたくさん食べられない。3口ぐらいでううん、難しい…てなった。(笑)
でも美味しかったです。ソースが結構甘いのがなあ。
お肉は柔らかくて、ナイフで問題なく切れる。フォアグラのテリーヌは風味が出てて、フォアグラ特有のきつめのクセもなく、テリーヌと肉がそれぞれお互いを補完してて良かった。お肉は食感に肉肉しさ、テリーヌは味の深みと塩味と柔らかさ。
パイは厚すぎず、すごくいい焼き加減なのがすごい。このパイ作った人凄いですね。
ケチ臭くなく、厚すぎて重すぎて胃を殺すでもなく、お肉をちゃんとメインにしてくれるパイになってました。
まずは、お肉自体が美味しかった～！
お肉結構量あるし、フォアグラテリーヌも申し訳程度です～な量じゃなかった。
ただ、完食までに結構時間がかかった。魚料理に比べて、やっぱりポーション多いかなと思います。
もしくは、ソースを変えて欲しいなとおもいました。
今年はこのもったりソースには、パンがちょっとしんどい状態です。
毎年同じで甘いパンとライ麦いりのパン。
ソースが染みるタイプでもなく、バターと一緒に食べて独立状態。
でもこの2品にデザートのみと考えるとこれくらいが良いのかもしれないですね。
成人男性にはいい量なのではないでしょうか。
私も時間はかかりつつも食べきりました。豪華さを考えると、値段相応では？と思います。
■メイン～次の日魚食べに行った～
パッションハートのメインディッシュ ～ダメだ・・・もう恋がとめられない～
（メカジキの香草パン粉焼き カレー風味のリゾーニ添え）
前回のサンレスの魚料理のレベルの高さを考えると、過去最高レベルを維持しているはずの魚メイン。
先に食べた人いわく、本当に魚料理はめっちゃ美味しいとの話でした。期待がすごい高くなる。ワクワク！
そして、まったく期待を裏切りませんでした。今年も間違いなく食べるべきは魚料理のメインだと思います。
まず、あの『パサパサになる魚ランキング』で順位の高いカジキを、固くしない完璧な火入り。
調理担当は天才やと思います。
柔らかくて美味しい～！赤ちゃんの食べ物ってぐらい柔らかい。
香草パン粉焼きの味がしっかりカジキに入ってるので、淡白さを感じさせないのが味付けも完璧です。
もし冷めてしまってもこの焼き加減なら固さを感じないでしょう。
パン粉のカリカリ、カジキのふわふわもちもち、ハーブの爽やかさが口の中を幸せにします。
魚が飲み物だと思ったのはこれがはじめてですね？この魚は飲み物です。(笑)
個人的に美味しいとビックリしたのはリゾット。カレー風味というものをあまり好んでいないので超警戒していたんですが、美味しい。
インディカ米のリゾットは粒がちゃんとしてて、むちむちとした米を噛むのが幸せでした。これ単品で食べれたらいいのに。(笑)
淡白なお魚にホワイトソースなので、きつくカレー風味をつけるのかと思いきや、ちょうどいいカレー味をまとっています。
風味というにはカレーのスパイシーさが立っていて、このバランスすごい。
その味付けも、香草焼きのカジキを邪魔せずいい脇役になっていました。
もちろん、ホワイトソースも美味しい。パンにもリゾットにもカジキにもつけて美味しいソースでした。
うーん！1億点あげたい！！！！！！
お肉料理とは少しコスト感とボリュームの違い感じたのは事実ですが、これ以上食べなくてもいいなと思えるぴったりな量と味で、まったく文句が浮かばなかったです。
数年前の魚料理めちゃくちゃ冷めててちょっと固かった（でも美味しかった）のを思い出したのですが、冷めても美味しく食べれるというところにうまくアプローチできてる料理だと思います。肉料理もパイを切るまでは温かさが保たれるので、意図しているのかはわかりませんが、美味しく食べれるのはありがたいなと思いました。
■デザート
ハリケーンハートのデザート ～恋の奴隷なんだ俺は～
（フロマージュブラン 薔薇と苺のソース）
今年、一目デザートを見たとき、「もうユニバってデザート凝るのやめたのかも…」と思いました。
いや、ベリーが得意分野なのはわかったら、フロマージュブランからもう離れません…？(笑)
変遷：謎のみつ豆（2016）→オレンジのバニラパルフェ（2017）→イチゴのババロア風（2018）→フロマージュブランのルビーカカオソース（2019）→フロマージュブランのベリーソース（2021）。
私、フロマージュブラン嫌いになりそう。(笑)
皿盛りなんだけどスプーンでは食べにくいペッタリしたフォルム。皿がソースべっちゃべちゃなるんですが！
なかに、たぶんラズベリーチョコ（ラズベリーにチョココーティングしたアレ）が入ってる。
これが…もうなんかやだ！食感的に小豆かと思ったらチョコの甘味がくるからものすごい違和感。
なかに不可思議なものを入れるくらいなら、下にフィヤンティーヌ敷くとかナッツとクッキーの砕いたの層にするとかないんですか？
…ラズベリーチョコじゃ食感がふやふやで意味不明なんですよ…！(笑)
…しかも味はほぼイチゴソース飲んでるようなもんでしたね…。薔薇ってどこ？
ベリーソースかければ万事解決と思ってると、若干白い目でデザート皿を見つめていました。
フロマージュって一応チーズと思ってるんですが、ここまでかけられるともう白いなにか。もうわかんない。
１５メートル離れたらなんだかわかりません。
がっかりだなあとおもいましたが、サンジくんのハートは貰えますのでそこはすごく嬉しいです。
数年前デザート美味しいとおもったときもありましたが、毎年デザートだけは安定しないなと、心配になりました。
冷えていないと形が崩れそうなデザートはやりにくい、ということを気にするなら
いっそ焼き混んだブラウニー風のケーキにベリーソースとか、アイスケーキ風のにするとか、チーズから離れてくれ…と今年も思うのでした。
■ハートを10個探そう！
・オードブル４ハート…（タルタル、サンジくんがラズベリーソースで作ってくれる３つ）
・メイン３ハート…（お肉：パイに張り付けてある３つ、魚：リゾット・ニンジン２つ）
・デザート３ハート…（ハートチョコ）
■総評
前回、サーブの時間が短くてめちゃくちゃバタバタたべたことが心残りだったのですが、今回はかなりゆったり食べれました。
改善されてる気がします。
キャストとゲストの距離を一定保たなければということもあり、キャラとのやりとりが近くなくなったということもあるかもしれません。
でもカメラを回しつつ、私はかなりのんびり食べれました。
料理の総評としては、メイン料理に全振りしたことに今年も最大の評価をしたいと思います。
すべての料理のレベル高くするには、このサンレスの演出と料理のバランスとしては金額的に成り立たないと思います。
なので、メイン料理で「どうだ！うまいだろ！」と強くでれる美味しさとボリュームが出せているのがよいです。
オードブルはもう少しポーションのバランスをかんがえてもよかったかもしれません。
最初にアボカドとキヌアがドンと胃にくるので、肉料理は後半になるにつれフォークの動きが鈍ってしまいました。
デザートは…ルパレス見習ってください(笑)あそこのデザートはどれも美味しかった。
ルパレスにできて、サンレスにできないはずはないです。
コスト見合いの場合でも、フロマージュブランから離れてください。二回連続はアカン。
メイン料理があまりに美味しかったので、あと一回ずつ肉と魚食べたいなとおもいました。行けたらいいのに。
サンジくんの台詞があまりに面白すぎて、同席してくれた友人に申し訳ないくらい笑い転げていました。
しかも面と向かって。笑いに行ってる節がありますね。ひさびさにめちゃくちゃ笑ったので、サンジくん、本当にありがとうございます。
また来年もみんなと遊びに行けますように。
そして美味しい料理と出会えますように。
