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日々の幸せなことしかまとめない。

ワンピースタワーの思い出

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 約4~5年前、かなり久しぶりにウソップクラスタのオフ交流会に参加しました。

 「さ、さ、誘われた…!」と極限まで緊張してましたが、慣れないメイクまでして、すごく張り切って行きました。若かったな…。

 

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初めてのウソップクラスタ会で「ウソップ廃のロー」を作るという悪戯をした(笑)

 そんな思い出の場所、東京ワンピースタワー。

 

 東京ワンピースタワーは私が同人活動や友人関係や趣味を広げたきっかけでした。

 万年金欠生活なのに、高い一眼レフカメラを買ったり。カスタマイズレンズ買ったり。

 フォロワーさんと弾丸日程で「おれレス」参加しに行ってサンジとウソップに会いに行ったり、年末一人で急に思い立ってブルックに会いに行ったり。

 

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おれ様レストラン美味しかったなあ…食レポしてないけど…

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ブルックナイトもたのしかったなあ~一緒に写真撮りたかったのだけが心残り。

 フォロワーさん皆で、ユニバオフ会参加したり。

 ユニバの年パス買うほどプレショが好きになったり。

 何度も俳優さんの出演作見に行ったり…。

 

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ユニバ~

 その時まではオタク趣味を主に一人で楽しんでいたので、自己満足的なニヤニヤ幸せ体験はしてきました。…しかしそれに加えて皆と一緒にワイワイ楽しむことって本当に幸せなんだと知りました。

 「ああ、人生楽しい!」って感じることが、ワンピースタワーをきっかけにすごく増えたな、と振り返って思います。

 

 タワーに頻繁に行っていたとき、本気でタワーでメンタル保ったときもありました。

 「そんなしがみつくことは止めないと」と以前は書いています。本当に怖いと思うぐらい、楽しかったし夢心地でした。

 特に、2018年頃のライブショー3rd『PHANTOM』は、ストーリーも音楽も別格で、感動の余韻がいつまでも喉に残って、何度もビシャビシャに泣いてました。

  ライブショーといえば!

 やはり、一味全員がステージ上で集結する『1』が大好きでした。ワンピースタワーが始まった当時の雰囲気にマッチしていて、一味らしさに溢れていました。遊びに来た、そこに自分とキャラが融合する没入体験!みたいな。

 『2』は、トラ男ことローが出てきて…敵にオジキが出てきて、すごくストーリーもはっきりして戦闘もかっこよくて面白かった。光を使った照明演出はかなり素敵だった。

 『3』のファントムはワチャワチャ感からまた一風変わったシナリオ展開で、なんだか救われるようなものを感じました。

 …まず、歌かな。すごくよかった。オープニングもエンディングも作品という重厚感があって、後に引いていく名残の感動。何度見ても飽きなかった…。

 

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2ndお写真数枚しかない

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かっこよかったな~

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3rdのみんな!

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パギーちゃんバギーちゃんもトリッキーな敵でしたね!

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アンちゃん!

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3rdの宴シーン

 

 楽しみ方も色々で、ライブショーの写真撮ったり、グリーティングで一味キャラと写真とったり、企画展示をみてしみじみ感じたり、チョッパーのサニー号探検でむぎむぎと遊んだり。

 

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また悪戯されとる…ウソクラのローと呼ばれてた

 楽しかったなあ…(しみじみ)。

 

 そんな思い出の場所が無くなってしまったのは、ショックというか、まだ受け止めきれていないところがあります。

 「もう東京いってもあそこで遊べないのか~ならいっそ行くの考え直そうかな…」と、なんというか、東京にいく理由すら問うレベルで今落ち込んでいます。

 

 しかし、永遠にあってほしいと願うことはできないのかもしれない、とちょっと思うところがあります。

 足が遠退いてしまった私にも、閉園の一旦はあるかもしれませんし、全然還元できてなかったんじゃないかと今も思います。

 ワンピースタワー「最後にする」とかいうから…、ただあの時は転職するため拠り所を考え直さねばと奮起してた時期でもあったんですけども。でも、それでも。

 

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ずっとそこにあると思ってたな~

 いつの間にかいい歳の大人になり、すべての物事にはいつか終わりがくることを、年齢を重ねてちゃんと理解しているつもりでいました。

 でもだめなんです。やっぱりなんだか悲しいし、めちゃくちゃ寂しい。

 「ウソップクラスタと会うなら、東京ワンピースタワーのMUGIWARAカフェで!」とか、そういう『ホームグラウンド』のような拠り所がなくなるのは悲しい。

 ライブショーで、キラキラする一味を肉眼で見ながら、皆で騒いだりする新鮮な感動が無くなるのはさみしい!

 

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カフェごはん

 

 いつか麦わらの一味が、東京タワーに、トンガリ島に帰ってきますように。

 そう祈りたいので、お別れは言いません。

 

 タワーからもらった、たくさんの思い出や感動、友好関係は、私の大切な大切な人生の宝物です。

 本当にありがとう。また、会いたいです。

 

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<2年分>ルパンレストラン「アモーレ」を本気で食レポする

※2019年と2020年のメニューの振り返りをしています!

 

 散々食レポしているサンレスは結構な回数いっているのですが、USJ内のイタリアンレストランに入るのは初めてです。

 では、2か年分貯めた食レポにGO!

 

 

 <ルパン三世のレストラン「アモーレ」2019年>

 ルパンといえば、カリオストロの城のミートボールスパゲッティがルパン飯の代表格ですね。それを楽しみにやって来ました~。

 

★前菜の盛り合わせ

 カレー風味の魚のマリネ、レタス、スペインオムレツ、オリーブとベビーチーズ、ハム。

 それぞれ少しずつの盛り合わせ。小細工な味付けもなく、美味しい!

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コース

 

★ミートボールパスタ

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ミートボールパスタ(写真は2人前)

 美味しい。再現できてると思う!

 2019年の時は、パスタは平麺に近い楕円で、いわゆるリングイネなのでしょうか。もちもち食感。

 ミートボールはソースから独立した味付けで、タイムの風味と胡椒の効いたスパイシーな仕上がり。私はこれ好きです!

 一方ソースはガーリックのパンチをきかせつつも酸味控えめのトマトソース。入っているベーコンの油があまいのでパスタはまろやか。ミートソースではない。

 ここがミートボールのスパイシーさを邪魔しないので、私は好きです。

 

★デザート、チョイスしたのは「ババ」

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 宝箱風に仕立ててあります。ビジュアルはとても素敵!

 盛り付けられたフルーツはかなり微妙でしたが、パンのブリオッシュ美味しい。ソースは甘いけどくどくない、クリームあってバランス良し。

 ブリオッシュとシロップソースさえ完璧であれば、クリーム添えてそこでババは完成しますよね。舐める様に食べました。(笑)

 

★2019年、別の日に行った「裏メニュー」

 友人がお勧めしてくれたので、一度頼みました!

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彼女のための裏メニューメイン

 まずはパスタ(左)。

 とにかく、塩気が多いパスタ。すこし濃すぎかと思います。ケッパーでまとめているけど、塩気濃すぎて、さらにケッパーのしつこさがぬぐえない。入っている穀物のキヌアもなんだか変なバランスに。

 お肉は普通にアンガス。食べている味で、赤身らしい味。噛み締める。これは美味しいです!アンガスの肉肉しい食感が好きです。

 この時に選んだデザートは、チョコレートケーキ。

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チョコレートケーキ

 ガトーショコラですが、チョコレートのカップに入った洋酒入りのチョコレートソースがついています。

 濃厚かつ濃厚な味で、これはシンプルに美味しい。口の中の塩気を甘さですべて持っていく勢いではありますがこの組み合わせは悪くなかったと思います。

 

 2019年はこの後、身辺で大変あわただしい状態になってしまって、食レポの文章だけ仕上げてサンレスは上げられたのですが3月のこの記事は忘れ去られ…。

 2020年のルパレスも行ってきましたので、下に書きます~。

 

 

ルパン三世のレストラン「アモーレ」2020年>

  去年ミートボールパスタが本当に美味しくて、定番で置いてほしいなぁと思うレベルだったのですが。今年もきてしまいました。

 先に行ったことのある友人によると、「デザートが進化した」らしい。期待が高まります!

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席にあるランチョンマットにも一工夫されています

 

 そういえば、新型コロナウィルスの流行のせいで、今年は1回しか行けなかったんです。

 とはいえ、1回目に選ぶのはやっぱりミートボールパスタ。まずは前菜から。

 

★前菜盛り合わせ(一人前)

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去年と内容の違う前菜 

 思ったのは、「内容変わった!」でした。

 いつもの前菜盛り合わせで出てくるパターンを、すべて変えてきました。拍手。レタスちぎってないし、ハムもマリネもなし。

 カプレーゼ風のトマトとチーズとバジルの盛り合わせ、アボカドディップの海老カクテル、ポテサラ風のディップが乗った薄パン、野菜とオリーブ。味はそれぞれに変えつつも、見た目の豪華さがプラス。

 個人的にはスパニッシュオムレツ好きだったのですが、全部変えてきたことに驚き、そしてディップ付きのパンが美味しかったです!

 

★ミートボールパスタ

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ミートボールパスタは麺が変わった

  え、個人的には今年の方が断然好き!ってなりました。

 まずは麺が細くなりました。ソースの絡まりもよくなり、しかも細くてもちもちしていて、満足感がアップしたように思います。

 去年と同じでスパイシーなミートボールは3個と言わず30個ぐらい付けてほしい。ソースの甘みもトマトの旨味も美味しい。

(ユニバが休園になっていなかったら、きっと3回は追加で行っただろうなあ)

 相変わらずパスタのおいしさはピカイチです。

 

★デザート、今回は「フルーツとミルククリームケーキの包み焼き」

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金貨の入った袋みたいな見た目!

 これは、美味しかった。

 薄いクレープ生地の中に、ケーキとフルーツが入っています。

 割ってみると…↓

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フルーツやクリームが!

 これでもか!というぐらい入っています。

 焼き立てで、クリームのあたたかなのと冷たいところとか色々まじりあって美味しい。これ好き!

 クレープのパリパリ、ケーキのふんわり生地、フルーツの甘酸っぱいところ…どこを食べても楽しいデザートでした。

 

 本当は他の新しいデザートやパスタメニューも食べたかったんですが…。再開後もルパレスの人気列に並ぶ勇気が出ず、今年はこれ一回。

 来年もミートボールパスタが食べられることを願っております。
 

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五エ門のコメントが可愛い。

 

読んだ記事の感想(しごとのこと)

 
 今回は、私の仕事ではない話をします。

 

 入社後ずっとリモートワークで取り組んでいたが、緊急事態宣言解除後に出社習慣が始まったとたん、その後すぐにやめてしまった新入社員の記事を読みました。

 要するに、リモートワークでは見えなかった会社の体制・習慣に疑問を持ち、見切りをつけたというようなかんじだろうかと思います。
 通常出社になって職場の清掃を新卒に当然に課してるとか、会議がYESマンだらけで出席の意味をなしてないのにやってる、とかまあ企業として『あちゃちゃ』な課題は山積してそうだなとは思ったのですが。


 この記事を読んだ最初の感想は、『お前の朝の時間が掃除にあてられたところで、なんぼなもんじゃい?』でした。

 面倒な上司の机の上を片付けろと、30分早く出社を促されたとて、私は『それごときで会社というコミュニティの中で、平和過ごせるならやるぜ!』と思うタチの人間です。
 せっかくこのご時世で就職したのに、すぐに辞める理由にはならないな、と個人的には思いました。


 例えば、朝早起きするには難しい睡眠障害を抱えてるとか、
掃除の時間がセクハラ・パワハラの温床タイムになっているとか、
飲まなければならない薬が早出出社のせいで飲めなくて健康上困る、
とかなら『クリティカルな問題に対応できない会社なら辞めた方がマシだ』と思ったと思います。


 この記事の会社は下らないことさせて何が楽しいのか、めんどくさい慣習を持っているので全てを良いことだとは思いませんが。
 それでも、クリティカルな問題なしに、早出して上司の机の上を掃除する必要がある、だけで会社を退職していたらキリがないなと思います。


 そして、社員による稼働前清掃の習慣がある会社は、けっこう存在しますよね。

 そんな古めかしい習慣は、例え急遽リモートワークが導入されていたからといって、最新にすべてアップデートされる訳ではないんですよね…。
 古めかしさから「このコロナのご時世だから!」と一瞬のうちに消滅というわけにはいかず、ほったらかしのままにされてしまう。

 

 私の前職のトップは『トイレ掃除が金運のもと!』をモットーとし、清掃会社が入ってるテナントビルなのに、社員に毎日フロアのトイレ掃除をさせるという、迷惑千万な人でした。
 時勢ゆえに追い付かなければいけないことや直さなければならないことは山のようにあり、対処はするけど、それは隅々まで届いてるとは言えない。

 それが会社という複数人数が動かしているめんどくさい組織なのだなとつくづく思いました。


 この記事の新入社員は将来の幹部候補で、非常に優秀で、社員が採点する作文もよい点であるので、会社と本人の思考はマッチしていたことでしょう。
 なのに、稼働前の清掃を知ると、「失望」だと思ったそう。

 始業前の掃除ごときで、将来の可能性を棒に振る方がリスクなのでは?と個人的には思います。
 接客業でもないのにバカバカしいほど堅苦しい制服を着せられ、始業前に掃除の習慣があった会社で私は『まあ20分ぐらいだしな』ぐらいの感想しか持たなかった。
 ちゃんと給料がもらえて、新人研修もしてくれる。
 甘えても許される期間があり、掃除に心を砕いておくとお目こぼしだってしてくれた、その駆け引きでの『20分ぐらい』は弱い立場の新卒には有効活用しかなかったです。


 その新入社員は、『古めかしい』という感想で気持ちが変わってしまったのだなあとおもうと、会社の中の習慣というのは新しいと古いのまぜこぜで大変だなあと内部の人間ながら思います。

 まあ、失望だとかどうとかこうとか、の前に、『掃除の時間はじゃあ何かに変わる価値があるんですか?』と純粋に疑問に思って『なんぼのもんじゃい?』と思ったわけです。
 私は掃除タイムを他の価値や時間で代替えできる器用な人間ではないので、屈して清掃してしまいます。
 ああ、古めかしい人ってこういう私のことをいうのかもしれません。

 私は古い習慣や面倒な人間関係のイラつきや失望もまあ我慢すれば、より良いものがトレードで得られるとしか思ってなかった。

 というか清掃自体は、まあなにも感じなかったです。
 『あるならばやります~仕事もないし』からのスタート。

 社会人として力がない間は、右に我慢、左に我慢で、毎日我慢で沸騰しそうな気がしていました。

 その中で掃除は『免罪符』の一面ももっているので、私はいつか清掃会社入ったテナントに移せと進言すればいいや!と思いつつ、見苦しい態度を掃除の頑張りで多目に見てもらっていました。
(その後、清掃会社の入ったテナントに移ったのに、トイレ掃除だけは残る。笑)


 やめてしまった新入社員が次はよい会社を見つけられていることを祈ります。


 掃除が習慣にない業種の会社は、掃除こそ他人(業者)がしてくれるんですが、その代わり仕事は山積み!なきらいがあります(今がそういう会社)。
 他人に身の回りの世話してもらってなければ、仕事が終わらない忙しい業種。

 たいがいちょっとブラック。
 でもまあ、なんぼのものであるなら、切り抜けられるだろうと思います。

 

↓読んだ記事。

【日刊SPA!】アフターコロナで辞めた新入社員。リアル出社で会社の何に気づいた? https://nikkan-spa.jp/1672921

SADと格闘中(しごとのこと)

 今回は、SAD(社会不安障害)の話を書きます。
 もし検索でこちらに来た人は、個人の症状の話をしていますので参考にならないかもしれません…。


 この前、職場で「人間になってみないか?」とお声がけを頂きました。
 「人間になってみたいの?」と聞かれた一週間後。
 ゴーストライターではなくて、自分で原稿を構成して作っていくライター側に回らないかということです。

 嬉しかった。
 そう言ってもらえるだけで、色んな感情が浄化される思いがしました。

 今まで仕事上、あまり不利な立場に置かれることがなく過ごしてきました。とてつもなく仕事運に恵まれていると思います。 
 そうやって、ゴーストライターとして安心できる立場で仕事にあたってきました。


 ゴーストライターを辞めるということは、たくさんの怖い未知のシチュエーションに出会うことになります。
 お金はもっとくれるんですけどね。

 

 SAD(社会不安障害)を発症したのが、いつかは診断がでていません。
 いつのまにか、『怖いなあ』という感情に自分が振り回されていました。

 しかも、病院で先生に言われるまで、自覚が出来ていませんでした。
 
 例えば、就職面接。
 診断前。
(何となく、面接が怖い…練習すら想像で何となく怖い)
 ⇒自分の症状を理解してないための回避行動で、面接練習できず、壊滅的な面接惨敗。
  スカイプ面接で震えすぎて、声が終始ビビビビビってなってましたしね。対面だと声消えてたり、支離滅裂だったり。


 病院の先生に、「それ異常な反応になってる、SADかなとおもう」と言われた後。
(面接が怖い、そもそも怖い。練習もベロが回らん、怖い、怖すぎる。ああ、どうしよう)
 ⇒回避行動はしなくなるが、想像ですでに怖すぎて練習にならない。
 『怖い』と感じることを具体的に理解できて対処出来る知識はついたのですが、何よりもただやっぱり色んなものが怖かったです。

  面接の練習相手は身近な人に頼めず、ハローワークに頼みました。初対面の方が、気が楽だったので。
 ハローワークで求人探しではなく、面接練習とメンタルケアに重点、この使い方考えついたのは幸運だった。


 就職はとりあえず面接のハードルが越えられるところに照準を当てました。
 面接回数は少ないところ。面談から入るところ。集団面接は避ける。etc...
 練習しても怖くて本番泣きだす可能性がある。更にそんな事実に怖くなって練習を辞めてしまうかもしれない。なので、いろいろ無理に気負いしないように。

 結果は良かったです。
 民間の会社で、福利厚生が完ぺきとは言えなかったのですが、居心地は良かったです。(今は違う会社にいます。)
 身の丈でのんびりできる会社で、大切に研修していただき、電話応対の難関ハードルを越えさせてもらいました。

 この面接とか試験怖い問題は、家族に相談したことがあるんですが、私の事情(SAD)を知らないのでバカにされてきました。
 確かに、出来ないことに練習は必要です。
 失敗を乗り越えてこそ、物事の完成度は上がります。その考えに同意します。
 SADだと先生に言われるまで、私は自分も『怖さ』の理由がわからなくて、乗り越え方がわからず、ずっと回避してきたわけです。
 回避行動こそ乗り越えなければいけない一番の大きな壁なのに、です。

 もし、就職面接が怖いと思う方は、ハローワークの面接練習も一つ選択肢だと思います。
 プロの方でアドバイスと褒めの線引きしっかりしてますし、身近に知り合った人間にキョドった自分を見せたくないと思うタイプに合うと思います。


 さて、この社会不安障害、病院でしっかり診断されてしまったけど、薬はないんですね。
 抗うつ剤、変えたんですけど、どれも何ももたらさず。
 最初デパスがスタートで、SSRIパキシル、レクサプロ)、最後SNRIサインバルタ)、今も補助要員でサインバルタだけ飲んでます。

 私の場合、薬飲んでも急に来た声の震えが止まらない。
 たぶん当時、デパスかレクサプロだったと思います…。
 論文発表の日、何度も暗唱していたのに、マイクの持つ手と声が常にブルブル震えていたので、傍聴の先生が怪訝な顔。
 私も、自分で抑えようとしても、胸に手を置いたら常にブルブル言ってるんですね。
 無意識で、治らない。手も声もしゃべってる間だけバイブレーション。ウィウィウィウィ…みたいな。

 もう薬効かない、発作が来たらずっと震えてる。
(仕方ない、しゃべるしか、時間が決まってる発表は詰まったら内容が終わらない!)
 と、震え声のまま進行しました。
 終わったら「ふ、震えてたの、大丈夫?」とゼミの人に心配されました。ははは!
 
 社会人になってからの電話応対も、怖かった。一か月格闘しまくりました。
 他人に自分の姿を見られるのが怖い、注目もされたくない、見られるの怖い、ということで、頼りない応対聞かれているかもしれないシチュエーションは地獄なのです。
(そしてこの頃、サインバルタコンサータが導入されました)
 荒療治方式で休日出勤の人が少ない間に出まくる、という荒業をやり、3か月目入ったところぐらいで大丈夫になりました。

 新人電話対応遅ぇよ!と、言われてそうですね。
 本当にすいません、でも、乗り越えさせてくれて、ありがとうございました。

 この電話応対のハードル越え、私にとってはすごく大切なものになりました。

 

 

 「人間にならない?」の話に戻ります。

 なんでゴーストライターをやっているか、というのは、まあ『怖いから』なんですね。
 採用面接のときに、「キミ、ゴーストライターで来たけど、普通に人間としてでも書けるだろ、正社員採用に切り替えようか?」と聞かれました。

 ヒャーーーーー!やめろ、そんなハードルを急に上げて!
 恐怖、再来。
 私は脳内パニック。
 (魅力的な響きだが、正社員面接の通過難易度は当然上がる。しかもゴーストライターを募集しているのに何故あえて正社員採用で私はしゃしゃりでちゃうのだ、需要と供給があってないよな。私は短期の業務委託で食いつないでいて、来月ここを受からないと無職。受からないと道がない。いや、そもそもちゃんと正社員になるほどの背景の素養がない。どんな言い訳をすれば素養がないのに応募したのかと相手を納得させられるのか…)

 応募した仕事は大好きな種類のもので、念願かなっての仕事でした。
 もはや、居られるならば書けるならどんな存在だって構わなかったので、SADパニック出る前の決断しかないです。…そのまま、突き通す!

 で、結果ゴーストライターとなりました。


 
 なので、職場になじんだ後に「人間にならない?」のお誘いは、本当に泣くほど嬉しかったです。
 ゴーストライターは、いつか切られてしまうかもしれない、束の間の幽霊。
 誰の影の存在から、地に足をつけて影を持つ存在になれれば。なれれば、ですけども。
 この不安と恐怖だらけの人生は少しマシになるかなと願っています。

 


「あなたは、専門的な学部も出ていなくて、研究テーマも全くこの業種と違った。今まで違う業種で違う仕事、この会社でどう役に立つか考えてる?」


 私の今いる業種。
 面接でも相談でもコレをいつも言われて、経験不足故にイメージに限界があって、『相手の正答』が述べられない私はいつも『不採用』でした。

 面談でも『君の専門は知っているが、仕事の役にはたたない』と言われる。…私はそもそも自分の専門、お金になるとは思ってない、だって人間の不幸の上になり立つ事象が研究テーマだったのですが…。
 
 もう、このパターンの不採用自体が怖いし、もうこの問いすら最強に怖い。


 そうやって、『君はライターにはなれない』と間接的に言われてきたことが、鎖になって何重にも私の身体に巻きついてきました。

 私は「人間になってみないか?」の話の際に、「私は、研究テーマも違いますし、専門の素養はありません…」とネガティブ発言をしました。
 鎖が重くて、なれるとは思えないから口をついてしまいました。


 上席はそれを一言。

「うーん、関係ないと思うよ。もう、一年やったでしょ」

 今まで、『素養は関係ない(だからチャレンジだよ!)』とは慰められたことは何度もあったのですが、『一年やったでしょ(一年間の仕事みてたぞ)』と言われたことはなかったです。

 私は幽霊なのに、その時間は幻想ではないということを言って頂けて、嬉しかったです。

 私の恐怖だらけの道のりのは、こうやって日々励ましを言って下さる人によって支えられています。

ヒプマイライブの感想ざっくり

 ライブチケット当たってめちゃくちゃ嬉しがってたら、まあライブは無くなるわ海外行きは無くなるわ、もう散々な年度末でございました。

 そんな中、友人たちといっぱいアベマのライブ楽しみました!

 ありがとうございました!

 

 感想ざっくり。

 

 

・anthem+が好きです一曲目ありがとうございます…

・まって、皆のファッションが素敵すぎる…!

・ナゴヤの着物の空劫くん役HYMさん素敵!!

・イケブクロの後ろのシンジュクの王者感すごい、帝王的な…?

・KRDさんのパートの両脇の仕草がエロい!!!!!!!!

 

★オオサカディビ

・肩抱き振り払わないアイカタバックアゲインありがとうありがとうありがとう

・楽しそうな簓と盧笙を見守る零さん、…保護者かな????

・二人の掛け合いパート、凄く表情が楽しそう

・声量が強すぎて、「トップブリーダー!」も「奥歯とォ犬歯ィ!!!」もめっちゃ強い盧笙、殺される…

 

・ダンスが可愛すぎて変な声出た

・ソロ簓のボケに、突っ込まずダンスする躑躅

・ソロ森のうなだれたのを肩を抱きにいく簓、やっぱ大切な人やからね

・そして笑う盧笙尊いよ…嬉しいんだろうな

 

・オオサカ歌唱力おかしない…?

・IZSKさん元から大好きなんですけど、ホンマCD音源やん、、、KWNSさんは上手すぎる声伸びヤバい、、、、KRDさんポーカーフェイスでスッと歌うの恐ろしい上手い…

・語彙力が破壊され尽くした

 

★ヨコハマディビ

・ハマ、皆足長いし、かっこいいしなんだこれは

・服のテーマ、左馬刻が「定例総会」、銃兎が「表彰式」、理鶯が「オフキャンプタイム」だと思った

・定例総会含め、今回のハマの雰囲気がかっこよすぎて、ハマの女になりましたすいません。

・入間さんの曲好きです…そういう曲を歌わず隠すタイプかと思ってたので、新曲出たときめっちゃ好きになった…

・足5メートルある、入間さん、マジで足5メートルある!!!!

・タバコが似合う…似合いすぎて無理…

 

★ナゴヤディビ

・歌いだし笑ってる空劫くん、かっこいい!!!やんちゃ!!!

・ナゴヤらしいチーム曲のノリ、最高~~!!

・声好きですHYMさん、本当にソロ曲歌い切った時凄すぎて…

・マイクスタンドが登場、違和感ゼロ

・何してるんかな?と思ったけど、後ろの空劫くん獄さんヘドバンしてるんだ??!!!

・お札ヒラヒラ…ダンスが似合う曲なんですよね…でも獄さんのイメージ…

・TKUCさんの低音めちゃくちゃ安定しててパパみがすごい

 

★シンジュクディビ

・結果、シンジュクが一番盛り上がりすぎな件

・セットリ「パピヨン」じゃなかった理由=「あまりにもシンジュクだけ楽しそうすぎるから」だったと思う

・ソロ先生に浄化されて成仏してしまう

・パーティーが止められない

・一二三役KJMさん上手すぎて嗚咽出る、意味わかんない

・ダンスするの?!みんなダンスするんだ?!

・全く謝意が感じられない「すいません」

・「「「「クソッタレ!!!!」」」」全員でハモるのですよ

・エフェクトかかった独歩の歌う声、凄くいい…エロい…

 

 

皆と盛り上がれて、本当に幸せでした。

ありがとうございます…元気めっちゃでました!!!

線引きというよりは波打ち際(しごとのこと)


 年度末、明けました。なかなかバタついた3月となりました。
 いやいや、一大事でした。ひとつの仕事が、締め切りに間に合わなかったんですが、それがすごくショックでした。
 社会人になってから、仕事の締め切りを破ったことがなかった記録が破れちゃいました。


 個人的な勉学や宿題こそ、過去さんざんノルマを破ってきたので、懺悔のように仕事の締め切りだけは守るようにと自分に課してました。


 社会的な責任は重いもので、緊張も恐怖の量も比にならず多いですね。

 それなのに、納期を把握していなかった案件の原稿を指示され修正し始めて大きなミスに気づきました。
(まあ、ゴーストなので納期を言い含められることとかないんですけれども。それよりも前に原稿出してしまうので、締め切りとか無縁の立場)

 


 最初のオーダーは、「この文献を、なるべく短く要約せよ。」でした。


 でも、原稿の仕様(構成)を見直してる間に、「この文書を読んで、経緯を要約し、分析・提案せよ」が本来のオーダーなのかもと疑い始めました。

 そうなると、根本的に作りが違う…?
 イエッフー、突如、焦りだしました。
 締め切りは5日後、しかも週末をかぶっている。

 

 他の人も、私が焦っているのを察しても、「何をどう直せば、手伝えばいいのかわからない」状況。その指示を出すべき長は納期の他の原稿で詰まっており、修正の方向性が指示だしできる状況でもない。

 

 私は若干ゴーストから人間に戻ってしまう程で文章を大幅修正し始めましたが、時すでに遅い。

 ギエエエエエ!誰か手伝ってくれ~!

 長が、私が直した原稿を「ここ追加」「やっぱここ省略」「やっぱこの章要る」と本来のオーダーに沿って修正したものになってきたのが、3日前。
 いや、すでにある原稿を別構成に書き換えるのは、何もない真っ白から書くよりよっぽど時間が取られます。内容は部分的に成熟してるんですけども。

 間に合ったかというと、まあ、間に合ったけど内容はポエムみたいな仕上がりでした。
 私名前載りませんけど、ショックでした。
 私が書いた資料の挿入が間に合わず、略された仕上がりに…。間に合ってない。私納得してない。できるわけない。


 その様子をみていた上席に「(人間に)なりたいのかな、と思ったけど、どうなの?」と聞かれました。

 いや、仕事の指示が発注内容と違った場合は、二度手間いやなんで言い返すとおもいます。
 小生意気上等、マジで嫌われても、あいつは差し出がましいと思われても良い。それはゴーストライターあるまじき行為であるとわかっているのですが、それが人間になりたいと思うことに繋がるのでしょうか。

 胃はめちゃくちゃ痛いですけど、少しでも良い仕事をするチームと思ってもらえるのなら、「人間」だって「ゴーストライター」だって私はどっちでも良いです。


 ただただ。
 クソ真面目に間違ったオーダー通りに原稿を書いて、知らんぷりを決めることが「大人」なのか、
大変こざかしく発注内容を掘り返して、原稿を修正してチームを急き立てるのが「大人」なのか…。


 波打ち際の向こうの答えが欲しいなあ、と思った3月でした。

 

にんげんのかたち(くすりとしごとのこと)

 新しいパソコンのキーボードの感覚にまだ慣れていないせいで、全然文章が進まない。
 タブレットBluetoothのキーボードで書いてるので文章を移動させたりして、それも面倒くさい!キイイ!


 ネット検索で薬の名を入れてたどり着く方もいると思いますので、その方の参考になればよいなと思います。
 参考にならなかったらごめんなさい。


 「しごとのはなし」で連続でコミュニティ内の人を書いているワケですが、私も訳アリです。これも一応しごとのはなしということにしておこう。

 


 睡眠障害をずっと持っています。
 普段、ADHD治療薬のコンサータを飲んでいます。

 日中にほぼほぼ寝落ちてしまう私が、シャキッと起きるには不可欠なものです。
 この薬が意識が起きているのを助けてくれれば、仕事に集中することも至極容易になりました。


 中学校から大学まで、気づいていたんですが知らないふりをしていました。
 日中の眠気に耐えられない、授業を聞きたいのに聞いていられない。解決策がわからない、夜寝ているのに、朝そんなぐずるわけでもないのに。
 学校の先生もアイツいつも寝てるな、って認識だったと思います。成績もよくなかった。

 日中の耐えられない眠気って、すッごいんですよ!!(褒めてない)

 どんなに何をしても耐えられないんですね、その波が去るまでずっと囚われています。
 冷水を顔面に浴びようが、腕をつねろうが、ガムを噛もうが意味がない、強い眠気に襲われます。人としゃべっている時やご飯を食べている間に感じることもあります。

 今まで自分の眠りの困難に対して、「病気ですよ」という診断がでたのは驚きだった。
 最初は信じることができなくて、どういうことだ…と、ポカーンと医者先生を眺めてました。

 ただ、結局のところ理由はどうでもよくて、日中ちゃんと活動していたいと思っていました。
 眠気や、夜の睡眠に恐怖せずに過ごしたいという思いで、私は事実を受け入れています。
 ネット上にもコンサータストラテラ、薬については色々と書かれていて不安でした。肯定、否定、合う合わない、副作用や自分の性格など…読んでも答えを先に出すことはできなかったです。


 『居眠りなんて根気次第で解決できる問題だ』といわれてきたのに、薬を飲みはじめて、日中の居眠り問題がすぐ解決したことには驚きました。

 自分の努力がいったいどれ程カスかったのか、などと想像してがっかりしましたよね。
 副作用は色々ありますけども、「人間になれるならいいや」と私は思っています。

 

 先日、舞台を見に行った際に、たまたま休日に遅く起きて薬を飲まずに行きました。

 そこで気づいたのは、素面の状態では視覚や聴覚から様々な情報が選ばれず全部飛び込んでくる。また、その情報過多の状態を処理しきれなくなっているので、役者さんの進行中の演技に集中できませんでした。

 台詞噛んだ後の「言い直さねば」な空白の雰囲気まで感じてしまい、(あ、やばいやつだ)と気づきました。
 感覚が敏感なのはいいこともたくさんあるけど、物に集中できないなら、いっそ要らない要素を捨てることができる薬に頼るべきだなと思います。
 舞台袖の黒子の動きなどにまで気を払っては、黒子さんの意義がないではないですか。
 わたし、そういうところだぞ(汗)。

 

 それは職場でも、若干の悩みでもあります。

 職場で薬を飲まない日もあったんですが、まあ普段から音にも物の動きにも敏感なもので…。
 感覚が繊細でいると誰かの咳払いの声とか、居眠りの船こいでるようすとか、目にも耳にも入ってくる。
 そうなると、自分で自分の感覚にイライラし始めるんです。相手に当たったらダメなほど些細なとこまで気づいてしまって、イライラしまくるんです。

 そこで薬は結構、役立ちます。
 仕事に集中したいから、要らない感覚をそぎおとしてもらいます。

 余計な要素に気づかない、見ない、認知しない。

 (ああ、顔は話を早く切り上げたがっているな…)と知っても、薬が空気を読まないのを助けてくれて、明確な指示をあおぐことができる。
 大事なところだけを大事にすることができる。
 自分が仕事上不利な立場に置かれたら大変ですし、冷静さ大事です。

 ぼーっとしてる人に、(チーム忙しいはずなのになあ)と怒りを燃やさず、認識しない。
 これも大事。そんなものに意識をさく方が悔しいと常々思っています。


 ここでまとめ。

コンサータでよかったところ
・日中ほぼ起きていられる
 →いままで昼寝レベルでなく居眠り、寝落ちを繰り返していたのが劇的になくなった。
 →仕事での一番のネックを、ここでほぼ取り払うことができて、今はもともとの夜の睡眠障害を治療しています。

・意味不明なほどの食欲が減った
 →いままで刺激が欲しくて食べる行為を続けてたのがなくなったのと、副作用の2つがあるかもです。
 →すごく助かります、身体の負荷が一気に減りました。食べることへの罪悪感も緩和。うれしい。

・物事に集中できるような冷静さを保てる
 →集中したいときに気が散っても、「大丈夫、落ち着こう」と一旦立ち止まる冷静さが生まれた。私は集中力もあがりました。


コンサータのめんどくさいところ
・夜の睡眠に影響をダイレクトに与えてくる
 →日中の眠気を取っ払って、12時間効果があるので寝入る時間帯に影響が。最初は薬の効果が切れて、体力のエンジン切れするまで寝れなかったです…。

・創作意欲が減る、アイディアが詰まる
 →困る!!仕事か、創作かと秤にかけられたのは辛い!!!書く本数が減った。絵も描かなくなったんです…悲しい。

・ある一定の時期に、効かなくなると用量をあげなければいけなくなるパターンがある。
 →医者先生とまだ悩みながら、どの量が一番いいか…と相談しあってます。
 →ただ、効かなくなると日中寝そうになるので、用量をあげるかもという覚悟が嫌だった。

・値段が高い
 →お前、食費かよってほど、高いんだよこの薬。1錠たぶん正規価格が数百円。
 →親に泣かれたが、補助申請しました。一割負担になる補助制度あります、絶対使った方がいいです。

・気づいていたことに気づかなくなる時がある(鈍感になる)
 →敏感さがマイルドになるイコ-ル、鈍感になる時がでてきます。意図して気づかないようにするというより、アレ?みたいな。
 →今までが360度目がついてんのか、ってほど、警戒心丸出しで生きてたんでビックリしました。気づかないとかあるんだと。


★副作用
・夜、薬切れ時刻ごろの電池切れ、からの即寝落ち
 →12時間で効果が切れるので、最初は効果切れたあとバタンキュー。メイクおとしたあと風呂もご飯も無理!寝る!ってなった。

・薬を休む日はとにかくめちゃくちゃ眠い
 →友人と出掛けたら、ランチバイキング中に寝そうになった。そのギャップに慣れるまでがなかなか辛い。

・朝の吐き気がすごい、最初は喉の乾きから来た。
 →コーヒー飲んで(大好物)吐きまくる日もあるし、薬はリバースできないので、持ちこたえる対処したり。胃のムカムカ感は結構感じました、あと舌の乾き。

 


 いままで自分の眠気をただの「サボり」とか「性格」とか、「根気のなさ」だと思っていたので、こんなに生活が変わったのは嬉しかったです。
 これがあれば「人間」の形になれる。

 ADHDというものを悪く言うことなんていくらでもできますけど、私はそんな側面よりも、これがあれば日の明るいうちの暮らしを楽しめるんだなと単純に感動しました。
 自分がADHDだ、とかどうでもよかったのです。ただ普通に大好きな仕事をもりもりやって、暮らせるぜ!と。
 関わる人たちや当事者の方に、「コンサータは生活の手助けのひとつだ」という考え方もあると私はお伝えしたいです。


 案の定、私の親族は過激なので、「なりそこない」とコメントを頂いてます。
 薬に頼らず自分の努力で「人間の形」になれないだなんて、それこそ人間じゃないという訳です。
 たしかに、いままでの日中ふにゃふにゃクラゲの私を私としてくれているならば、そう思うのももっともかもしれません。


 医者先生は私にテコでも睡眠薬を処方してくれません。
 優しいですね。ただただ「寝させる」という単純な解決策をとらず、日中の眠気の恐怖から改善させるという。


 この優しさが、すこしでも親族に理解してもらえるといいんですが。